ステレオタイプ(Stereotype)
「ステレオタイプ」と聞いてどんな意味を想像しますか?この「ステレオ」とはいったい何を指す言葉なのでしょうか?今回は「ステレオタイプ」についてご紹介します。
ステレオタイプの意味とは
「ステレオタイプ」とは、多くの人々に浸透している偏見や先入観・固定概念を意味する言葉です。
ステレオタイプの由来
「ステレオタイプ」という言葉は印刷術の「ステロ版」が語源で、アメリカのジャーナリスト、ウォルター・リップマンによって名づけられました。
また、「ステレオタイプ」は元々フランス語が由来であり、それを英語で読んだことから「ステレオタイプ」になったため、ステレオ放送やステレオ音響といったものとは意味が異なります。
ステレオタイプの例として、
・性別
・人種、国籍
・血液型
・職業
などが挙げれられます。時代とともに様々な環境や情勢が変化していく中で「女は家で家事をやるんだ」「保育士は男の仕事ではない」などというのは正にステレオタイプ的思考と言えるでしょう。
また、こうした思考を持っていると、新しい証拠や経験に出会っても簡単には受け入れられないケースが多いと言われています。
ステレオタイプの文章・例文
例文1.彼はステレオタイプな人だ。
例文2.ステレオタイプな考えは、新しいアイディアにつながらない。
例文3.血液型で性格を判断するのはステレオタイプだ。
例文4.ステレオタイプは誰もが持っている。
例文5.君はステレオタイプのような型にはまった考え方をしている。
ネガティブな意味で使われることが多い言葉です。
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ステレオタイプの会話例
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Aさん遅いなあ。いつも10分は遅れてくるよね。
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たしかに。寝坊かしら?
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彼女、マイペースだし絶対B型だよ。
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ずいぶんステレオタイプな考え方だね。
こういった経験がある人もいるのではないでしょうか。
ステレオタイプの類義語
「ステレオタイプ」と関連する言葉には「固定概念」「ポリコレ」「紋切り型」「典型」などがあります。
ステレオタイプまとめ
今回は「ステレオタイプ」について詳しくご紹介しました。
ステレオタイプは必ずしも悪というわけではありませんが、型にはまった思考を持つと、自分で思考することが減り、イメージや妄想だけが膨らみ、やがて差別や偏見を引き起こしてしまう可能性があります。固定概念にとらわれずに変化を受け入れていくことが望ましいでしょう。