「ストップ安」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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ストップ安(すとっぷやす)

ストップ安は金融用語ですが、その中でも株式相場用語となります。厳密には、株式以外の先物市場でもストップ安は使われますが、主にニュースなどで聞く機会があるのは株式市場である企業の株価が、制限幅まで売られる状態となります。
ストップ安は滅多に起こらない印象があり、世界経済が不安定になりリーマンショック級の暴落、他には個別企業が社会的な不祥事などを起こす時ぐらいと想像しますが、実際には頻繁に起こっています。
それはストップ安となる条件に関係があり、前日終値からある一定値以上に下がると、そこでストップ安となるからです。因みに、先物の場合は株価よりはストップ安やストップ高になり難くなっています。

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ストップ安の意味とは

ストップ安の意味とは、株式市場、または先物市場で一日の値幅制限まで売られた状態を「ストップ安」と言い、当日中はそれ以上下がる事はありません。反対に値幅制限まで買われるのが「ストップ高」で、同様にそれ以上上がらなくなります。
ストップ安もストップ高も、「値幅制限」という企業や投資家を保護する目的で、独自ルールとして設けられました。海外でも導入されていますが、その値幅設定など細かな点はそれぞれの国々で違います。
これには、株式市場先物市場だけの特別なルールがあり、急激な乱高下を防ぐ事でギャンブル的な取引を防止する意味もあります。ストップ安やストップ高は、FXや仮想通貨CFDなどにはありません。
値幅制限は前日の終値で決められ、何段階にも細かく分かれていますが、おおよそで3割前後として問題となります。某銘柄の前日終値が1万円なら、ストップ高1万3千円でストップ安7000円となり、それ以上の価格上昇(下落)は出来ない仕組みです。
一般的には、国内大手企業の場合は不祥事や世界的不況などが起きない限りは、ストップ安になる事はほぼありません。しかし、上場企業でもあまり名が知れていない場合は、往々にしてストップ安が起こり易いです。理由として、発行株式が少ないので、取引量次第で大きく下がる事も仕方がないからです。
実際の取引では、ストップ安やストップ高は取引開始直後になってしまう事も多く、そうなると当日の取引で利益を狙うのは難しくなる一面もあります。

ストップ安の由来

現在の値幅制限は2010年から導入されたもので、そこにはネット取引が主流となり取引量が急増したのも要因です。それは、2010年以前は取引開始となる9時の段階で、前日終値よりも急騰や急落する銘柄も多くなり、そこが問題視されたからです。

ストップ安の文章・例文

例文1.保有銘柄がストップ安で大損した
例文2.売り注文が殺到してストップ安となる
例文3.ニュースで不祥事が伝えられ、某企業の株価がストップ安になった
例文4.ストップ安になったらどうすべきか?
例文5.ストップ安でも翌日は上がる事が多い
ストップ安はネガティブな話題で、例文も明るいものは少なくなります。でも、実際には連日ストップ安はかなり珍しいので、そこを耐えるのも投資家の腕の見せ所です。

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ストップ安の会話例

  • どうしよう。この株、ストップ安だったから後は上がるだけだと思って買ったんだけど…

  • これってもしかして、連日ストップ安の…?

  • そうなんだよ。連日ストップ安になってるやつだよ。
    あーくそっ。

  • 私にイラつかないでよ。

あまり連日ストップ安にはならないのですが、最近の値の幅が読みにくいのでどうなるかはわかりません。

ストップ安の類義語

ストップ安の類義語には、「株価急落」「株価下落」「トリプル安」などの言葉が挙げられます。
また瞬間的な大幅下落をする事を「フラッシュクラッシュ」とも言います。

ストップ安まとめ

株価や先物価格が、一日の値幅制限まで下がる事がストップ安です。売り注文が殺到した事で株価が大きく下落し、また成行注文が多かったとも予想できます。連日ストップ安はあまりないですが、企業不祥事や世界的な景気後退時には、起こり得る事もあります。投資をする時は、ストップ安もある事を念頭に入れておくべきです。

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