スポークスマン(spokesman、spokesperson)

初めて「スポークスマン」と聞いた時は、新たなアメコミのヒーローと勘違いした人も多いのではないでしょうか? 米英では何かと”~マン”を付ける事が多く、その流れから近年注目される一つが「スポークスマン」で、日本で相応しい人物を挙げるなら自民党の菅官房長官でしょうか。もし、これで意味が分からないなら、続きをご覧になって下さい。

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スポークスマンの意味とは

「スポークスマン」の意味は以下の通りとなります。
(1)担当者や代弁者。政府・組織・団体などの意見を代表して発表する人物。
(2)政府や外務省など関連組織、国際組織などの意見を代表する役割担当な人。
(3)昔や男性の場合又は日本で通じるのが「スポークスマン」で、女性の場合は「スポークスウーマン」。現在は世界的に男女関係なく「スポークスパーソン」となる。
(4)広告塔、象徴、顔、代表者といった意味合いも近年は含まれる。
ニュースや政治を扱う番組では、自民党の菅官房長官について「スポークスマン」と紹介する事が多々あります。実際には「スポークスマン」には上記の様な意味が含まれるので、必ずしも政治的な使われ方だけに限定される訳ではないのですが、重要人物の中で定例会見を開き、最も国民の関心事が高い話題を振りまくのは菅官房長官しかいないので、必然として独占的にそのように呼ばれています。過去には、自民党の大物議員が官房長官や幹事長を務めると代名詞のように「スポークスマン」とも呼ばれていました。他には、「スポークスマン」という呼び方には含みがある場合も多く、対立する野党が呼ぶ場合には揶揄めいた意味合いも込められています。同様に、自民党が韓国や北朝鮮の権力者を「スポークスマン」と呼ぶ場合も、素直に代弁者という時もあれば、少し意地わるい表現となる場合もあります。

スポークスマンの由来

「スポークスマン」の由来は正式には不明ですが、「話す」を意味する”spoke”と「男性」を意味する”man”を合わせて”spokesman”になったと推測できます。現在は「スポークスパーソン」(spokesperson)と呼ぶのが主流ですが、こちらも具体的にいつ頃から等の詳細が不明です。文献としては、思想家・経営学者の河合栄治郎の「学生と教養」(1936年)に、「スポークスマン」を含めた一文が残されています。

スポークスマンの文章・例文

例文1.日米の政権を支えるスポークスマンに憧れているので、将来的には政治家になるのが夢であり希望だ。
例文2.スポークスマンが何度も登場し、記者から集中砲火を喰らう政権は長持ちしない。だから目立たないスポークスマンが望ましい。
例文3.韓国の文大統領は北朝鮮のスポークスマンと揶揄されている。
例文4.スポークスマンと似た言葉にはアンバサダーがあり、こちらも近年はよく見聞きする。
例文5.スポークスマンが上手に問題を処理する発言をすると、それ以上の大騒動に発展しない場合もあるので、腕のある者がなるべき重要ポストだ。

「スポークスマン」を政治やそれ以外の場でも使った例文となります。

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スポークスマンの会話例

  • 質問者アイコン

    最近は政治の場でも、活躍する女性が増えているよね。

  • 回答者アイコン

    それは当然でしょう。外国では女性大統領なども当たり前だから、日本は遅いぐらいだよ。

  • 質問者アイコン

    確かにね。でも日本は保守的だから、総理大臣の前に女性官房長官が誕生して、政権を支えるスポークスマンになって欲しいよね。オジサンの定例会見はもういいよ、と国民は思っているはず。

  • 回答者アイコン

    すごく真っ当で良い事を言っているけど、スポークスマンって差別用語だよ。今はスポークスパーソンって言うの! そこも日本が男女差別で遅れているよね。

自民党の「スポークスマン」は女性が成るべきという会話です。

スポークスマンの類義語

「スポークスマン」の類義語には、「スポークスパーソン」「アンバサダー」などの言葉が挙げられます。

スポークスマンまとめ

「スポークスマン」は担当者や代弁者と言う意味で、日本で最も有名なのが自民党の菅官房長官です。それは、政治的な意味合いが強い言葉でもあるので、自民党や政権を代表して定例会見を開いているので、世間に浸透されているからです。その一方、世界的には男女差別にも繋がる「スポークスマン」と呼ぶのは古く、今では「スポークスパーソン」とするのが常識です。

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