スラング(Slang)
インターネットやモバイル端末の技術が発達し、どんな場所でも様々な人とのコミュニケーションが可能になった現代では、その界隈でしか意味が通じないような言葉が沢山生まれています。そのような言葉のことを「俗語」。その俗語に該当する言葉がこの「スラング」という言葉になります。今回はそんなインターネットによく触れている方なら見かけたことがあるであろうこの「スラング」という言葉自体について、深く掘り下げてみたいと思います。
スラングの意味
スラングとは日本語の直訳で「俗語」を指し示した言葉になります。「ぬるぽ」「バズる」といったものはインターネット界隈に親しみある人なら通じることから「ネット用語」。「KY」「マジ卍」といった言葉は若者という年代に分類される人達の間では通じることから、若者言葉といった形のスラングに分類されます。
俗語とは言うもののどちらかと言えば「用語、専門用語」といった言葉に置き換えて使われる言葉であると言えます。
スラングの由来
スラングとは元々公共の場などにおいて口に出して使うことが躊躇われるような意味を持つ言葉を、伝わらないようにするため別の言葉で表現するという目的を持って使われたことが由来となっています。
特に犯罪に関すること、差別や薬物など、人を不快にさせる言葉をそうしないための言葉を分類するためのものとして生まれました。
スラングの文章・例文
例文1.そのスラングはわからない。
例文2.一日中ネットに触れている彼はネットスラングに詳しい。
例文3.その言葉はスラングとして別の言い換えをしよう。
例文4.日本語もある種一つのスラングと言えるのではないか。
例文5.若者言葉というスラングだけでコミュニケーションを試みてみる。
スラングという言葉は「専門用語」という単語への置き換えが一番日常会話で扱いやすくなる言い換えかもしれませんね。
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スラングの会話例
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佐藤さんネットスラングに詳しいですね。
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とある板にずっと貼り付いていた時期があったので、そこで身に付いてしまいました。
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いや、逆に好感を持ちました。今度一緒に遊びませんか?
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私とですか?別にいいですけど。
「そのスラングを知っている」ということがきっかけで仲良くなれるという場面も存在するものです。
スラングの類義語
スラングの類義語としては、「合言葉(あいことば)」、「お呪い(おまじない)」などが挙げられます。
スラングまとめ
日本語を話せる海外の方が、目の前で自分が理解していないその国の言葉でやり取りを始めたら何を言っているのか理解できませんし、その会話に混ざることはできませんよね?
それを踏まえてみればある意味、日本語も他の国の言葉も、その界隈でしか伝わらないという点においてはスラングと扱うことができるため、この言葉は非常にスケールが大きいグローバルなものを表現することができる言葉であると言えるのかもしれません。