セグメント(segment)
セグメント、という言葉はマーケティング・IT・自動車界など、あらゆる業界で登場する言葉です。
細かい使い方の違いはありますが、元となっている英語を見ていくと大体示す意味は同じであることがわかります。
この記事では様々な業界で使うことのできる「セグメント」という言葉についてコンパクトにまとめて説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
セグメントの意味とは
セグメントとは様々な使われ方がなされますが、基本的には「ある大きなデータの中から細分化し、分割した部分」を指す言葉です。
ビジネスにおいては、顧客層に有効にアプローチできるように属性別に分けてターゲットを絞ります。化粧品だったら「女性・20代・都心に住んでいる」などですね。このような「性別」「年齢」「地域」など、1つ1つの要素をセグメントと呼びます。さらに、そのようにして設定された顧客層のこともセグメントと呼びます。
自動車界ではセグメントというと「軽自動車」「BOXカー」「セダン」など車の種類をsegmentと呼びます。
IT業界では「メモリーの管理単位」として、細かく分かれたメモリーについて呼びます。
このように、セグメントとは大きな塊から細分化したものを呼ぶと考えておくと良いでしょう。業界によってニュアンスが変わってくるので注意が必要です。
セグメントの由来
セグメントは英語の”segment”を由来としています。segmentの意味は「区分・区切り」などで、細かく分ける意味があります。「セグメンテーション」という言葉は「セグメントに分ける」という意味合いで使われています。
セグメントの文章・例文
例文1.顧客層にむやみやたらにアプローチするのではなくセグメント化を進めて成約率を上げよう
例文2.セグメントすることで作業効率も結果も段違いに上がった
例文3.年齢・性別のセグメントに分けてアンケート結果を再度集計してみよう
例文4.IT業界をセグメンテーションして、1つ1つのセグメントにいるライバルを調査する
例文5.セグメントは大企業だけではない、個人事業主であっても今後は重要となってくるマーケティング戦略だ
やや使い方が難しい言葉ですね。使っている側も結構ニュアンスで使っている場合があるようです。
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セグメントの会話例
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では、他に町内会イベントにふさわしいと思う催し物の意見はありますか?
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はい。現状ですと、やや高齢の方へのフォーカスが当たりすぎていると思います。最近は20代の親子世代も増えています。今の案はそのままでいいとして、もう少し若い世代にも受け入れられるプログラムが必要だと思います。
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なるほど、確かにそうかもしれません。少しセグメントに分けて部署を分けてプログラムを考えてみましょうか。
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はい。それでしたら、私は20代のセグメントを担当いたします。
上記では町内会について話し合っています。会社に限らず、あらゆる場所でセグメントで考えるのは重要です。
セグメントの類義語
セグメントの類義語です。「パート」「セクション」などが同じ横文字の用語として挙げられます。パートはただ一部分を指す言葉。セクションは明確な区分を指す言葉です。
違いが分かりにくいですが、パートは分割していなくても、その部分を示すワード。セグメントは分割ありきのワード。セクションはセグメントより大きく、「部門」に近いワードです。
セグメントまとめ
ここまでセグメントという言葉について見てきました。
マーケティングでは良く使われる言葉ですが、一般的にはあまり使用しないでしょう。