セラム(Serum)
「セラム」とは「『美容液』や『化粧品』を意味する化粧・美容業界の専門用語」です。化粧品価格とは実にピンキリで、高いものは高級ブランドで何万や何十万もしますが、安いものは100円ショップで購入できます。それぐらい幅広い価格設定になっているので、女性どころか最近は男性も購入する人が増えています。では「セラム」とは何かというと、これはやや馴染みが薄いですが「美容液」などの意味があります。
セラムの意味とは
「セラム」の意味は以下の通りとなります。
(1)英語表記「serum」の直訳「血清」「乳清」「リンパ液」などから、美容業界における「美容液」や「化粧品」の別称。
(2)美容液の一種であり化粧品の事。また、美容成分を高濃度に配合した製品。
「セラム」は英語表記「serum」で直訳すると「血清」「乳清」「リンパ液」など、そこから美容業界や女性などが「美容液」や「化粧品」といった意味で使います。厳密にはカタカナ語に近く、英米では「化粧品」を「メイクアップ」(makeup)や「コスメティック」(cosmetics)として日本でもこのように大勢が呼びますが、その一方では特に「美容液」を「セラム」ともなります。要は明確な基準がないのでそれぞれの化粧品会社や購入者である女性などによって曖昧ですが大きな問題ではなく、それでも「美容液」とするのが一般的で「化粧品全般」と総称的になる場合もあります。各化粧品会社は様々な「セラム」を販売していますが共通するのは美容成分を高濃度で配合しているので、普通の化粧水や乳液よりも浸透力が高く肌を効果的にケアできる便利アイテムですが、その代わりに化粧水や乳液よりも価格が高くなります。高級ブランドだとさらに「セラム」の価格は高いので、その点は注意をする必要があるでしょう。
セラムの由来
「セラム」の由来はラテン語で「血清」などを意味する「serum」が由来とされ、そのまま同じスペルで英語にもなっています。そして日本では1990年代後半頃から海外有名ブランドが「セラム」と「美容液」で使い始めて販売されるようになり、日本メーカーではその切っ掛けとなったのが1998年に発売された資生堂「エリクシール シュペリエル エンリッチド セラム」がヒットして、「セラム」が定着をしていきます。
セラムの文章・例文
例文1.姉の誕生日にはセラムをプレゼントしようと思ったが、面倒なので現金を直接渡した。
例文2.姪っ子の中学生がお年玉でセラムを購入すると聞いて、時代の流れを感じる。
例文3.昔は地方でも県庁所在地の駅前にはデパートがあり、化粧品コーナーのセラム売り場には女性客が溢れたが、今ではそんな姿が皆無どころかデパートが取り壊されて無くなっている。
例文4.その内に銀座あたりの高級化粧品店も撤退をして、セラムを買うにはドラッグストアとネットしかない時代がきそうだ。
例文5.男性でもZ世代は拘りのセラムを購入して、スキンケアを徹底している。
「セラム」を使った例文となります。
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セラムの会話例
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その化粧品、ずいぶん高そうじゃない?
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今月は残業ばかりで忙しかったから、ストレス発散で買っちゃった。
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まあ、それなら仕方がないか。ところでいくらしたの? え、そんなにするの?
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ちょっと引かないでよ。海外のセラムならこれぐらい普通だから…。ごめん、せっかくマイホームを買おうって2人で貯金中なのにね。
マイホーム購入を目指して貯金に励む夫婦の会話内容です。
セラムの類義語
「セラム」の類義語には「スキンクリーム」「コスメ」「マスカラ」「スキンケア」「スキンケアグッズ」「乳液」「美白化粧品」「基礎化粧品」「保湿美容液」「保湿乳液」などの言葉が挙げられます。
セラムの対義語
「セラム」の対義語はありません。補足として「薄化粧」の対義語は「厚化粧」、「ナチュラルメイク」の対義語は「フルメイク」となります。
セラムまとめ
以上が美容液や化粧品を意味する「セラム」についての解説でした。女性の間では一般的な化粧品用語「セラム」ですが、男性の間ではほぼ知られていないと思います。どうしても「コスメ」や「メイク」の印象が強いので、「セラム」という意味も覚えておけば女性陣からも高評価となるでしょう。