「ダブルスタンダード」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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ダブルスタンダード(Double standard)

ダブルスタンダードとは相手によって、意見や対応を変えたり、特定の人に便宜を図ったり、忖度をする事を意味します。あなたの周りにもいませんか?「自分がミスした時には咎めないのに、相手が同じミスをすると怒る人」です。こういった人のことを表す言葉として、「ダブルスタンダード」という言葉が用いられいます。二重規範といった四字熟語で表されるこの言葉の意味を詳しく見てみましょう。

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ダブルスタンダードの意味とは

ダブルスタンダードとは、対象によって適用する基準を変更することを指します。相手によって意見を変えたりなどの特定の人に対して特別な対処をするといったことです。わかりやすい例を用いて更に詳しく説明をしていきます。

 

『政治におけるダブルスタンダード』
選挙の際には国の為に、地域の為にという事で立候補しながら、結果的には自分の利益(お金・ポジション)になる人に対しては利益供与や政策的な便宜を図る事をしている事になります。これを一般的には利益誘導と言います。族議員と呼ばれる政治家は特定の業界団体や企業に対して、政策的な便宜や監督官庁の許認可の口添えをしたりとする事も多く、最近の代表的な例としては、全国旅行業協会の会長を務める自民党の二階 俊博議員がコロナもまだ収束していない状況化にも関わらず、自らの立場を使って、「Go to トラベル」を導入して、観光業界全体の利益に寄与したと言われています。国益に寄与する事が国会議員の仕事であり、それを公言しているにも関わらず、自らの利益を追求する事はダブルスタンダードと言えるでしょう。

 

『マスコミにおけるダブルスタンダード』
マスコミにおけるダブルスタンダードは批判的な事柄については、テレビや新聞で徹底的に批判するにも関わらず、自分たちが批判を受ける状況、事柄が起きた場合には一切その報道をしないという事です。報道において常に平等であり、事実を客観的に伝える必要がありますが、自分たちの都合の良いように歪曲して報道している点は現在大きな批判を浴びており、マスコミの信用低下に繋がっています。最近の例としては、フジテレビのステマ疑惑の問題です。自社のアナウンサーが一部美容院やエステのSNSに掲載される対価としてサービスを無料で受けていたという問題です。この問題がステマであるか否かは判断が分かれる所ではありますが、それでも問題が巻き起こっている中で番組で取り上げるでもなく、個人にSNSで謝罪風なコメントを出させる事で収束させようとしています。しかし、今まで芸能人などのステマ疑惑などの際は一斉にワイドショーで批判や謝罪、説明責任を果たすように要求してきたにも関わらず、自社のアナウンサーにそういった疑惑が出た際には謝罪や説明責任を果たしていないのはまさにダブルスタンダードの最たる例と言えるでしょう。

ダブルスタンダードの由来

ダブルスタンダードの由来とは、英語での「standard」には「標準、確立したもの」という意味があります。その確立したものが二つあるということから、二重規範といった意味につながるのです。

ダブルスタンダードの文章・例文

例文1.この企画を考えた人はダブルスタンダードであり、目的などが上層部と食い違っている。
例文2.ダブルスタンダードによって、現場が混乱することは往々にしてある。
例文3.ある女優のツイートがダブルスタンダードではないかと批判が集まった。
例文4.ダブルスタンダードになっていることは本人は気づいていない。
例文5.ダブルスタンダードになっている人とは論じたくない。
ダブルスタンダードという言葉が使われると、「論理的ではない」と言われていると思ったほうが良いです。

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ダブルスタンダードの会話例

  • この原理によってこの計算をしているのだと思うんだけど、これってミスじゃないのかなー

  • その計算したの部長ですよ。ほら、この手順に沿ってやれって言ったじゃないですか。

  • あー、本当だ!そういえば、この計算大丈夫みたいだわ。ごめんねー。いやーまいったまいった。

  • 部長って本当にダブルスタンダードですよね。すごいと思います。

皮肉のときにもこの言葉を使うことができます。

ダブルスタンダードの類義語

ダブルスタンダードの類義語として、「朝令暮改」「二重規範」「二律背反」などがあげられます。

ダブルスタンダードの対義語

ダブルスタンダードの対義語としては、道徳・倫理において原理原則に忠実で、首尾一貫している事を意味する「インテグリティ(integrity)」があげられるでしょう。

ダブルスタンダードまとめ

「自分のことは別に置いといて、あなたはだめ」といったことは日常的にあふれているのではないでしょうか。
例えば、「男の浮気は甲斐性だ、女の浮気はだめだ」といった言葉や「同じミスをしたあの人には怒らないのに、私には怒る」といったこと、経験したことがあるのではないでしょうか。そういった理不尽なことをダブルスタンダードと言いますので、批評家になった気持ちで「ダブルスタンダードですよ」と一度言ってみるのもいいかもしれません。

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