「ダブルバインド」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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ダブルバインド(だぶるばいんど)

「ダブルバインド」という言葉を聞いたことがありますか?精神的に何も異常なく過ごしている方は、触れたことがないと思います。
ですが、このダブルバインドを受けている人は意外にも近くにいる可能性があります。今回は「ダブルバインド」について詳しく解説していきたいと思います。

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ダブルバインドの意味とは

「ダブルバインド」とは、「ダブル(Double)=二重の」「バインド(Bind)=拘束」という二つの意味から「二重の拘束」となります。ですが、ここでは「二重の矛盾した指令の拘束」となります。

ダブルバインドの由来

1956年にグレゴリー・ベイトソンが、総合失調症の患者を研究した際に、ある一定の傾向がる事に気づき発表されました。
それは、「ダブルバインド」の意味の通り、「二つの矛盾した指令・命令の拘束」の下に長時間人間が居続けることで、精神的なダメージを受け、総合失調症に陥ってしまうという事です。
例えば、ある家族で一人の子供を育てる際に、父親は「今、勉強しなさい!!」というのに、母親は「今はこっちを手伝いなさい!」という、二つの矛盾した指令を出します。子供はどちらをやっても怒られる結果があるという拘束があります。
これが家庭内の典型的な「ダブルバインド」の形と言えます。これを何も考えずにずっとやってしまうと、子供の精神に大きなダメージを与え、自信が無くなったりし、結果として総合失調症になってしまうという事です。

ダブルバインドの文章・例文

例文1.ダブルバインドの患者を、正常に戻す事は難しいとされている。
例文2.会社内でのダブルバインドで、精神が崩壊しそうだったため、カウンセリングに行った。
例文3.隣に子供が総合失調症だと感じ、両親に話を聞くとダブルバインドだと思い、気を付けるように話をした。
例文4.コミュニケーションが上手くいかない事に悩み、カウンセラーに相談したら、ダブルバインドによる総合失調症だと言われた。
例文5.幼い頃のダブルバインドは精神の強さではどうにもできない。
「ダブルバインド」は知らず知らずの間にやってしまう可能性があるので注意しないといけないです。

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ダブルバインドの会話例

  • こんにちは!今日はどのようなことでいらっしゃいましたか?

  • 最近、総合失調症だと精神科の人に言われましたが、自分でも信じ難いので診断しに来ました。

  • あらかじめ書いていただいた内容を見ると、社内でのダブルバインドから来ている総合失調症だと思います。

  • やっぱりそうなんですね。

「ダブルバインド」は人に対して大きな精神的ダメージを与えるので、周りにそのような人がいたらサポートしていきましょう。

ダブルバインドの類義語

「ダブルバインド」に関する言葉で、「ダブルスタンダード」「治療的ダブルバインド」「否定的な命令」などが挙げられます。

ダブルバインドまとめ

「ダブルバインド」は、人の精神をダメにしてしまう行動です。一人ひとりが教育や会社での態度に気を付けていかなければいけません。

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