ツチノコ(つちのこ)
「ツチノコ」とは「口から火を吐き何メートルも高くジャンプすると噂の蛇に良く似た伝説上の未確認生物」です。子供の頃に「ドラえもん」等のアニメや漫画を見ていた世代なら、「ツチノコ」を相当懐かしく感じるのではないでしょうか? 河童などと同じ類の未確認生物ですが、地方では発見イベントが時折開催されるので、日本人にはお馴染みの存在となっています。
ツチノコの意味とは
「ツチノコ」の意味は以下の通りとなります。
(1)漢字表記「槌の子」「槌子」で、胴体が太い蛇と形容される未確認生物「UMA」であり想像上の動物だが昔から現在に至るまで全国各地で目撃情報が相次ぎ存在を信じる者も意外に多い。
(2)額と後頭部が突き出た頭。
(3)不器用な人。針仕事が出来ない女性。
(4)目と口と鼻がない子供。
(5)男性器の例え。
上記の通り「ツチノコ」は実は様々な意味が込められていますが、一般的には蛇に良く似た未確認生物となります。その特徴は胴体が膨れていて、5mや10mという異常な跳躍力が備わり、口からは火を吐くという噂めいたものまで存在します。現在は未確認生物「UMA」(Unidentified Mysterious Animal)の一つとされ、全国から目撃情報は相次いでいますが実物は未だに発見されていません。昭和40年頃からドラマや漫画などで登場したのが切っ掛けで大ブームとなり、現在でも岐阜県では「ツチノコ」を捕獲した人には130万円の懸賞金を支払う「つちのこフェスタ」、新潟県糸魚川市では捕獲者に1億円を支払うイベントが開催されるほど全国では地域活性の目玉となるほどの存在価値があります。一方では多くの専門家などは存在を否定するか、二ホンマムシなどの亜種とする説が有力視されています。
ツチノコの由来
「ツチノコ」の歴史は大変古く江戸時代の代表文学「浮世草子」や「仮名草子」などに文言が記され、また蛇に似た生物としては京都などの地方では工具である槌作業の叩き道具から名付けられたとも言われています。他にも妖怪の名前が転じて呼ばれるなど諸説が入り乱れています。
ツチノコの文章・例文
例文1.「ツチノコを発見する」と言い残して10数年前に家を出た兄が痩せ細った蛇のような体で帰ってきたが、全く面影がなく目も細くなり正に怪しい蛇そのものですっかり別人になった。
例文2.子供の頃はツチノコがいると本気で信じたが、社会や日常に疲れた今では本当の現実ですら偽物で偽善にしか感じられないぐらい感覚が麻痺してしまった。
例文3.ネッシーやビッグフットと比較すると日本のツチノコはスケールが小さくて情けない。
例文4.火を吐くというツチノコの噂は明らかに漫画や特撮モノの影響と思えてならない。
例文5.死んだ爺さんは地元ではツチノコ博士と呼ばれていて、自分が大人になるまでは蛇などの生物に詳しいからと勝手に思っていたが、実は単なる下品で下ネタが大好きなスケベ爺さんだからと知って笑ってしまった。
「ツチノコ」を使った例文となります。
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ツチノコの会話例
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何か一攫千金を狙えるチャンスは転がっていないのか?
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そんな物はそうそうないでしょう。でも…、待ってよ。ツチノコ発見なんてどうかしら?
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ツチノコってあのツチノコ? いないって。あれは伝説の生物だよ。
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何も本物を探すんじゃなくて、似た蛇を探せば一件落着よ。ネズミを丸呑みさせた蛇をツチノコって言えば懸賞金が貰えるじゃない?
「ツチノコ」を発見するイベントに参加して懸賞金を頂く悪巧みを練る会話内容です。
ツチノコの類義語
「ツチノコ」の類義語には、「バチヘビ」「スネーク」「蛇」「未確認動物」などの言葉が挙げられます。
ツチノコの対義語
「ツチノコ」の対義語はありません。補足として、仮に「ツチノコ」を蛇の一種として「爬虫類」にするなら対義語は「哺乳類」になります。
ツチノコまとめ
「ツチノコ」は蛇に良く似た姿形をした伝説上の生物です。現在は未確認生物「UMA」という扱いになり、口から火を吐き何メートルもの跳躍力を誇るなど様々な迷信めいた特徴があると言われています。それだけに地域の復興扱いとして捕獲者には懸賞金を払うイベントが開催されるなど、大勢に親しまれている特別な存在にされています。