ディスクロージャー(disclosure)
これから社会人の仲間入りをする人、ひと足お先に実践を積んでいる人。色々な立場のビジネスマンが学んでおきたい言葉として「ディスクロージャー」があります。風とおしの良い企業風土を作る上で欠かせないビジネスワードですが、具体的にどのような意味があるのでしょうか。正しい知識を取り入れていきましょう。
この記事の目次
ディスクロージャーの意味とは
ディスクロージャー【Disclosure】とは、企業が投資家に対して財務状況などの情報公開をおこなうことです。企業の内情を包み隠さず投資家たちに伝えることには一抹の不安もありますが、ありのままを開示することによって、逆に投資家たちの信頼を勝ち得ることもできます。健全な財務状況に導くために欠かすことができないのがディスクロージャーなのです。
ディスクロージャーの由来
ディスクロージャーとは、もともとIT関係の企業で生まれたセキュリティ用語です。パソコンシステム等で不具合があったとき、すぐにユーザーに知らせることが重要…という認識のもとに生まれています。顧客第一主義の観念から生まれたディスクロージャーは、近年ではセキュリティ業界だけではなく、他の業種でも広く利用されています。
ディスクロージャーの文章・例文
例文1.非常時ですが、ディスクロージャーを優先しておこなってください
例文2.投資家の権利のひとつに、ディスクロージャーがある
例文3.苦渋の決断のすえ、ディスクロージャーをおこなうことに決めた
例文4.当社ではディスクロージャーを積極的におこなっております
例文5.ディスクロージャーの甲斐があり、業績も右肩上がりに推移している
曖昧な情報が錯そうする現代において、正しい情報を発信する力は非常に重要です。ディスクロージャーは、企業の付加価値を高める重要なアクションです。
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ディスクロージャーの会話例
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この間の問題を週刊誌に不正だと報道されてしまってからまずい…どうしようか。
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ディスクロージャーを行うのはどうでしょう?投資家たちはそれを望んでいます。
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ディスクロージャーか…そうだな。しかたがないな。行うか。
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はい。そのように手配します。
ディスクロージャーを行うことは、会社にとって重大な決断なのです。
ディスクロージャーの類義語
ディスクロージャーの類義語として「情報公開」という言葉があります。一般的な企業だけではなく、最近では行政機関でも情報公開にのりだす動きが増えています。平成14年度に施行された情報公開に関する法律では、住民が求めれば一定のデータや数値を知ることができる権利が定められています。この制度が定められてから、情報開示請求は年に10万件弱おこなわれており、情報公開に対する国民の注目度の高さを知ることができます。また関連語としては「IR」などもあげられるでしょう。
ディスクロージャーまとめ
ディスクロージャーとは企業が投資家などに対して、情報公開をおこなう仕組みのことです。健やかな組織を作るためにも、外部に対して必要な情報を随時公開していくことは、すべての業種において大切なことです。世間の目がますます厳しくなる現代において、ディスクロージャーの重要性は日々高まっています。