ディッキ族(でぃっきぞく)
ライブや音楽フェスに行くと「ディッキ族」と呼ばれる人たちをちらほら見かけます。ライブやフェスに行かない方はあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、2013年にはちょっとした事件でプチ炎上した集団でもあります。今回は「ディッキ族」について詳しくご説明をしていきたいと思います。
ディッキ族の意味とは
「ディッキ族」とは、ディッキーズ(Dickies)というブランドのハーフパンツを穿いて、ライブや音楽フェスに行く人々を指す言葉です。
ディッキ族はライブやフェスの中でも、ロックバンドのライブや、野外フェスなどを中心に出没すると言われています。
ディッキ族の由来
ディッキーズ(Dickies)のハーフパンツは、生地が丈夫なのに動きやすく、ずれ落ちたりしない他、500mlのペットボトルが収まるほどポケットが大きいといったメリットから、ライブやフェスなどで激しい動きをする人達を中心に愛用者が増え、ライブやフェスに行くと当たり前のように見かけるようになりいつしかそうした人々のことを「ディッキ族」と呼ぶようになりました。
そんな「ディッキ族」ですが、2013年に起きたある騒動が原因で、人によっては「ディッキ族」に対してあまり良いイメージを持っていない人もいるようです。
というのも、クリープハイプというバンドの尾崎世界観氏がTwitterを退会した原因として、彼のバンドの歌詞を卑猥なイラストと一緒に載せた自作のTシャツを着たファンたちがTwitterにその写真をアップしたことが問題となりました。そして、このファンたちが穿いていたのがディッキーズのハーフパンツだったことから「ディッキ族」に対して悪いイメージを持つ人が増えたのです。
この事件の他にも、渋谷のスクランブル交差点で寝転がり、通行の妨げになったり、モッシュ禁止のライブでモッシュを行ったりなど、一部のディッキ族のこうした行為により、ディッキ族全体のイメージが悪化しているようで、ディッキーズのハーフパンツは利便性が高いが、イメージが良くないため穿くことをためらう人もいるようです。
ディッキ族の文章・例文
例文1.ライブやフェスでのディッキ族の割合はそれほど多くないが、意外と目立つようだ。
例文2.ディッキ族は10~20代が多いと言われている。
例文3.ディッキ族同士は、初対面でも仲良くなりやすい傾向にあるようだ。
例文4.パンクロックバンドのライブは比較的ディッキ族が多い。
例文5.ライブ開演前に近所のコンビニや民家の前にたむろするようなマナーを守れないディッキ族も少なくない。
ディッキ族に限らず、ファンの行為によってバンドやアーティストの印象も決まると言われています。
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ディッキ族の会話例
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じゃーん!ついに俺もディッキ族の仲間入りだよ!
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動きやすそうね!わたしも欲しいけど、周りの目が怖くて買えずにいるわ。
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僕も最初はためらったけど、やっぱりフェスを存分に楽しむためにはこれが必須だなって思って買ったよ。
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たしかに、当時に比べてディッキ族の印象の悪さも薄れつつあるような気がするし、わたしも赤いハーフパンツ買っちゃおうかな…!
カラーバリエーションも豊富で利便性の高いディッキーズのハーフパンツは、ライブやフェス好きの人であれば一度は穿くことを検討したことがある方もいるかもしれません。
ディッキ族の類義語
「ディッキ族」と関連する言葉には「ライブキッズ」「モッシュ」「ダイブ」「ロキノン」などがあります。
ディッキ族まとめ
今回は「ディッキ族」について詳しくご紹介しました。
ディッキ族は一部の人によってはあまり良いイメージを持てない言葉かもしれませんが、マナーをしっかりと守れるディッキ族が当たり前ですがほとんどです。また、迷惑行為をするようなファンがいると、そのファン全体の印象が悪くなるだけでなく、そのアーティストの印象まで悪くしてしまうこともあります。
ライブやフェスで非日常感を体験したいという気持ちは誰にでもあるものですが、羽目を外しすぎて他人に迷惑をおよぼすような行為は避けるように心がけましょう。