「デコ助」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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デコ助(でこすけ)

「デコ助」とは「警察官や刑事に加えて、おでこが広いやおでこの髪が薄い人を揶揄う俗語」です。ヤクザなどが「デコ助」と言えば大抵は警察官や刑事ですが、一般人同士が使うなら額が広い人や薄毛の人を揶揄う場合となります。よって状況によって意味合いが違ってきますが、どちらも見下す表現なのは間違いありません。

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デコ助の意味とは

「デコ助」の意味は以下の通りとなります。
(1)ヤクザや闇金業者などが使う隠語で、警察官や刑事を見下した呼び名。
(2)おでこ(額)が広く突き出た人を揶揄した表現。
(3)おでこが広くなり前髪が薄くなった人を揶揄した表現。
(4)「デコスケ」も同義。
「デコ助」は主に上記のような意味合いがあり、裏社会側から警察官や刑事を指す隠語、おでこが広い人や額や前髪が薄くなった人を揶揄う際に使います。そもそも「デコ助」は東京方言とされ、昔からおでこが広い人に対して使われていました。それがいつからか警察官や刑事にも使われるようになるのですが、ここは諸説あり当初は犯罪者やヤクザなどが刑事を「デカ」と呼び、それがさらに「デコ助」になったと言われています。また、警察官の帽子の徽章から「デコ助」と呼ぶ説もあり、正確なところは分かっていません。それでも、要するに髪が薄くなった者を馬鹿にしたのと、毛嫌いする存在である刑事・警察官を合わせて無理やり誕生した隠語なのですが、それが思いの外広まってしまったのが「デコ助」なのです。現在はドラマや小説などで「デカ」は当たり前のように使われ、そこには馬鹿にした感覚はありませんが、「デコ助」はかなり馬鹿にして蔑む表現なので、警察を嫌うヤクザや闇金業者などは好んで用いています。

デコ助の由来

「デコ助」は東京発祥の方言とされますが、それ以上は残念ながら不明です。文献としては江戸時代後期の小説「滑稽本」の「七偏人」(1857年〜63年)などに文言が記されています。

デコ助の文章・例文

例文1.歩きタバコをしていたら、前からデコ助がやって来たので焦ったら単なるガードマンで助かった。
例文2.男女のデコ助同士が付き合う場合は、事前に職場上司に報告をしないといけないそうだ。
例文3.祖父も親父もデコ助だったので、俺も見事に20代前半から額から髪が抜け落ち、今は海外直輸入の育毛剤が心を支えている。
例文4.非番になったデコ助ほど酒癖が悪く、運転マナーも悪いのだから呆れてしまう。
例文5.「警察官になりたい」と親に伝えたら、真顔で「デコ助だけは諦めろ」と言われ、今でもその理由がよく分かっていないが訊かない事にしている。
警察官や薄毛で「デコ助」を使った例文です。

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デコ助の会話例

  • 昨日偶然ロシア大使館の近くを通ったけど、デコ助の数に驚いたよ。

  • そんなに多いの?

  • あれは多分50人ぐらいで大使館の周囲を厳重に守っているね。

  • ロシアが勝手に戦争を仕掛けたのに、それで異国の地である日本でも警察官が護衛に出されるって納得できないわね。

ロシアのウクライナ侵攻によって、国内のロシア大使館も警察官が厳重にガードしているという内容です。

デコ助の類義語

「デコ助」の類義語には、「デコ」「デカ」「お巡り」「ポリ」「公僕」「サツ」「岡っ引き」「巡査」などの言葉が挙げられます。

デコ助の対義語

「デコ助」の対義語には、「ヤクザ」「泥棒」「盗人」「追いはぎ」「ごろつき」「極道」「半端者」「ならず者」「悪党」「犯罪者」などの言葉が挙げられます。

デコ助まとめ

「デコ助」は警察官や刑事を指す隠語であり、ヤクザなど反社会勢力が好んで使います。また、おでこが広いやおでこの髪が薄いという際でも使われ、どちらも揶揄ったり馬鹿にしている表現となります。警察官を前にして口にするのは相当勇気がいるので、一般人なら仲間通しでの冗談や陰口の類として使う言葉ではないでしょうか。

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