デジャヴ(deja vu)
デジャヴとは一度も体験した事がないにも関わらず、すでに体験・経験した事がある様に感じてしまう現象を指した言葉です。「デジャブ」とも言い、ドラマや漫画でも馴染みのある言葉のように思えますし、実際そういった作品も多く世の中に出ています。みなさんの中でも意味はなんとなくわかるからなんとなく使っている方もいるかもしれません。このデジャヴという言葉の意味や由来、類義語、例文などを交えて解説をしていきます。
デジャヴの意味
デジャヴの意味は、一度も体験したことが無いはずなのに、すでに体験したことがあるように感じてしまう現象のことを言います。和訳すると「既視感」となります。「覚えがあるのにどこでいつ体験したのか思い出せない」という感覚になることが多いです。このデジャヴあるいは既視感については20世紀から脳神経や心理学の分野においては研修対象として注目を集めていましたが、再現する事が難しいという事もあり、研究があまり進んでいない様です。
またデジャヴや既視感を題材にした代表的な作品ではキアヌ・リーヴス主演の「マトリックス」や筒井康隆著の「時をかける少女」などが有名です。
デジャヴの由来
元々はフランス語でしたが、フランス由来の英語として「デジャヴ」と言われています。フランス語の「vu」は「見る」を意味する動詞 voir の過去分詞で、訳語の「視」は、視覚を意味するものでありますが、聴覚や触覚などの要素も「体験」のうちに含まれます。これを既知感ともい言います。体験や感覚が、神経の「通り道」が違ってくることで起こる脳の伝達ミスという説があります。
デジャヴの文章・例文
例文1.初めてきた森だけどなんとなく知っている気がしてデジャヴだと思った
例文2.漫画で失敗を忘れたふりしたのにすぐ全く同じことをしたキャラに対して「デジャヴ…」と見つめるシーンが面白かった
例文3.デジャブだと思っていたが読み進めるうちに以前読んだ小説である事がわかった
例文4.人物もストーリーも違うが監督が同じだとどうにもデジャヴと思ってしまう
例文5.すれ違った女性にデジャヴを感じたが気のせいだったようだ
デジャヴを使った例文はこのようになります。
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デジャヴの会話例
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昨日旅行先の温泉地で、初めて行ったはずなのに前にも行った事があるような気がしてならなかったんだよね。
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デジャヴってやつですね。
温泉地ってどこも結構店の並びとか宿の雰囲気似てますよね。 -
あ、やっぱりそういうのあるよね?なんか気になっちゃって必死に思い出そうとしてたからあんまり楽しめなかったんだよね。
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そうだったんですか?それはちょっと損した気分になりますね。
行った事はないのに似ているためにでデジャブを感じてしまった男性とその話を聞く女性の会話です。
デジャヴの類義語
デジャヴの類義語としては、既体験感という意味の「デジャヴェク(deja vecu)」があげられます。
デジャヴの対義語
デジャヴの対義語としては、いつも見ているものが全く未知のものに感じられる「ジャメブ(jamais vu)」や未視感があげられます。
デジャヴまとめ
脳というのは案外信用できるものではなく、ちょっとした伝達ミスや障害で初めてなのに知っている気がしたり、知っているはずなのにごっそり忘れてしまったりするものです。デジャヴは脳のミスもありますが、昔の体験とのちょっとした勘違いからそう感じることもありますね。