「トレール注文」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

トレール注文(とれーるちゅうもん)

投資家や関係者以外にとっては、「トレール注文」と聞いても絶対にピンとこないですよね。私も数年前までは、ファミレスなどでの変わった注文方法の一つだと本気で信じていた程です。しかし、今回の「トレール注文」とは主にFX取引で使用される注文方法で、新規注文や決済注文で使用されます。理屈は意外に簡単ですが、きちんと理解しないと誤解したまま覚えてしまうので、より詳しく解説をさせて頂きます。

[adstext]
[ads]

トレール注文の意味とは

「トレール注文」の意味は以下の通りとなります。
(1)FX取引の注文方法の一つで、通貨ペアの価格が上昇した際に逆指値注文で指定した価格も自動で上がる注文方法。
(2)FXには指値注文、成行注文などがありその一つが複合的に絡めた「トレール注文」。”トレール”は追随・追いかけるという意味があり、逆指値注文をより追求した上級者向け注文となる。
(3)通常の注文にはない”トレール幅”という値幅を指定する注文で、逆指値注文の値が相場に乗って自動で追随するのが特徴。

「トレール注文」を文章で説明するのは非常に厄介です。実際に何度も取引を重ねてみると、案外と簡単で容易に覚えられます。それでも文章で説明すると、まず普通の取引では指値注文や逆指値注文のみでも十分に対応できます。しかし、お客というのはどんどん新しいサービスを要求するので、その一つとして誕生した相場勢いに乗る新規や決済注文で利用するのが「トレール注文」です。当初はFXでサービスが開始され、今でもメインとなっていますが、最近は一部業者では株取引でも対応しています。肝心の中身ですが、新規で買い注文を入れるとして、相場が円安でどんどん上がっていくとすると、落ちたところを狙う指値注文では通らない場合があります。すると逆指値注文が良くなりますが、その際に最高値からある指定した値幅が下がったところで、自動で買い注文を入れるのが「トレール注文」です。要するに上げでも下げ相場でも、明確なトレンドが発生している時には非常に有効的な注文となります。さらに決済注文を入れるとより効果的で、決済の値もトレール幅によって自動で上昇します。よって、決済が苦手であったりより利幅を追求したい人にお勧めの注文方法となります。

トレール注文の由来

「トレール注文」について、残念ながら初めて導入した業者など詳しい事は判明しませんでした。しかし、2000年頃からのネットによるFX業者が多く誕生した際には、トレール注文が使える業者は半数以下で他の注文は既に採用されていたのを考慮すると、当時は一部業者のみで使用可能な有り難い注文方法でした。それから20年程度が経過して、現在はほぼ全ての業者が対応可能になるまで普及しています。株取引の場合は、岡三ネット証券が日本初の「トリガートレール注文」に対応しました。

トレール注文の文章・例文

例文1.相場の勢いに乗って新規注文し、その流れで利益を追求できるトレール注文を気に入っている。
例文2.トレール注文は相場が短時間で上下に大きく振れると、途端に効果がなくなる注文となる。
例文3.トレール注文を最近は使っていたが、結局は収支がトントンなので、昔の手法に戻して今は使っていない。
例文4.トレール注文は実は株取引に合っていて、あまり値動きが激しくない銘柄を長期的に使う方が向いている。
例文5.トレール注文、IFD、OCOなどの変わった注文をFXでは特殊注文と呼ぶ。

「トレール注文」をどのように使うのか等について解説した文章です。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

トレール注文の会話例

  • FXって、いくつも変わった注文があるんだね。

  • そうだよ。多分、他の投資より多いと思うよ。どうしてこんなに注文方法があるか知っている?

  • 分からない、どうして?

  • FXは通貨でしょう。だから、他の金融商品よりも規模が大きくてそれだけマーケットが巨大なの。ライバル業者も多いから、顧客獲得や現顧客の引き止めもあるから新しいサービスとして、新注文を積極的に導入するの。

「トレール注文」など変わった注文が多い背景についての解説となる会話です。

トレール注文の類義語

「トレール注文」の類義語には、「リバース注文」「決済買い注文」「トリガトレール注文」などの言葉が挙げられます。

トレール注文まとめ

「トレール注文」とは、逆指値注文を利用した相場トレンドに乗った注文方法となります。主にFXで使われる事が多く、トレール幅という値幅を設定すると後は相場の流れによって、自動で注文価格が変動して約定されます。その反面で、急激な変動などでは注文や約定が想定外となり上手くいかない場合もありますが、決済が苦手だったり利益を追求する人にはお勧めの注文方法となります。

最新の記事はこちらから