ドンマイ(don’t mind)
ドンマイ!落ち込んでいる時に信頼している相手からこの言葉を投げかけてもらえると、フランクな語感がもたらす影響もあり、ほんの少し心がほどけた感覚になる方も多いのではないでしょうか?「気にしなくて大丈夫!」という意味を持った言葉になりますね。
当記事ではそんな何か大きな失敗をした時ほど、投げかけてもらえると落ち着かせてもらえる「ドンマイ」という言葉について、掘り下げをしたいと思います。
ドンマイの意味
ドンマイとは、タイトルの括弧内の英単語「don’t mind」という言葉の和製読み「ドント、マインド」の頭文字2つを繋ぎ合わせることによって、「気にしなくていいよ、大丈夫だよ」といった励ましの意味を持つ和製英語になります。
ドンマイの由来
「ドンマイ」というこの言葉。いつから使われるようになった言葉なのかというと、古くは1930年に初版が出版された「アルス新語辞典」という桃井鶴夫が作成した辞典の中で同様の意味を持つ言葉として登録されていることから、この言葉は1930年以上前から用いられていることは間違いありません。
ドンマイの文章・例文
例文1.ドンマイ。友人を励ます。
例文2.試合に負けベンチに戻ると「ドンマイ」と声をかけられた。
例文3.ドンマイと言われたが、大学受験失敗はドンマイで済むようなものではない。
例文4.何千万もの損失を出した彼はしきりにドンマイドンマイと自分に対して念じていた。
例文5.告白に失敗した自分よ、ドンマイ。
ドンマイは非常に簡潔で言いやすい語感の言葉であることから、現在も用いられる機会がある言葉と言えるでしょう。
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ドンマイの会話例
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昨日のプレゼン、ある大事な部分を含め損ねていたせいで大失敗してしまいました。
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佐藤さん、ドンマイですドンマイ!
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鈴木さんのプレゼンは明日でしたよね。自分みたいにならないようファイトです!
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はい、参考に佐藤さんのプレゼン内容、確認させていただいてもよろしいですか?
失敗してしまった時、親しい人からドンマイ!と言ってもらえると次に活かそうという気持ちになる方は少なくないかもしれませんね。
ドンマイの類義語
ドンマイの類義語として「ファイト(Fight)」や「オールライト(All right)」といった言葉が挙げられます。
ドンマイまとめ
このドンマイという言葉を使用する上で一番注意が必要な点として、「don’t mind」は海外では励ます意味を持つ言葉にはならないということ。また「ドンマイ」という言葉自体、和製言葉であるという点です。
海外ではこのドンマイという言葉を略さず使えば「構わない」という意味を持つものになるため、失敗した相手に使ってしまえば「私はあなたの失敗、構わないよ!」といった意味になってしまい、励ますつもりが相手の怒りを買うといった状況にもなりかねません。
共通認識というものは怖いもの。海外でドンマイという言葉を使う機会はないものかもしれませんが、落ち込んでいる相手に対して「don’t mind」という言葉を用いてしまうようなこともないように注意しましょう。