ネットカフェ難民(ねっとかふぇなんみん)
自分の住まいがないために、インターネットカフェなどを宿泊する場所として利用する方々のことを指した言葉です。「ネカフェ難民」とも略されます。
今回はそんな「ネットカフェ難民」という言葉について、深く掘り下げていきたいと思います。
この記事の目次
ネットカフェ難民の意味とは
ネットカフェ難民になるまでの間に住んでいた環境を諸々の理由で出て行かざるを得なくなり、24時間利用することができる特徴があり、カプセルホテルなどに泊まるより格安で済ませることができる、インターネットカフェに寝泊まりしている方々のことを指し示した言葉です。
住所がないために日雇い、派遣労働という雇用形態に従事している方が多く見られることも特徴です。
ネットカフェ難民の由来
日本ニュースネットワーク系列のドキュメンタリー番組にて、平成19年の2007年1月28日に「ネットカフェ難民 漂流する貧困者たち」という題名で放送された回で、この「ネットカフェ難民」という言葉が使われたことが始まりとされています。
水島宏明さんというこの番組のチーフディレクターの方によると「未来に対する希望が持てない、社会から孤立してしまった状況の人達から「難民キャンプ」を連想し、この「難民」という言葉以外で表現することができなかった」というコメントをしています。
この時代の問題を象徴する言葉として、新語・流行語大賞のトップテンにも選ばれました。
ネットカフェ難民の文章・例文
例文1.日雇い労働の兄はネットカフェ難民として生活している。
例文2.ネットカフェ難民は避けたいものだが、ネットカフェは快適な場所だ。
例文3.今日から私もネットカフェ難民の仲間入りだ。
例文4.ネットカフェ難民の友達ができた。
例文5.就職が決まった、今日でネットカフェ難民生活も終わりを迎える。
ネットカフェ難民はそうせざるを得ないためにインターネットカフェに泊まっています。
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ネットカフェ難民の会話例
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最近、ネットカフェに寝泊まりする人が増えてるそうですよ。
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ネットカフェ難民ってやつですよね?なんかテレビでも取り上げられてましたね。
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そうそう。ただ最近は場所によってネットカフェ難民って言葉があまりそぐわないくらい、綺麗なところがあったりしますよね。
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女性の一人客利用者も増えているそうですからね。
安くはないかもしれませんが、最近は高級ラウンジさながらでネットカフェ難民らしさゼロで過ごせるインターネットカフェも増えてきています。
ネットカフェ難民の類義語
ネットカフェ難民の類義語としては「ハンバーガーショップ難民」や、「ホームレス」などの言葉が挙げられます。
ネットカフェ難民まとめ
誰しも住むところがなくなるなんて事態は避けたいものですが、今の時代、ネットカフェ難民に陥ってしまうような面倒事に巻き込まれてしまう人もいらっしゃるかもしれませんよね。
ネットカフェの快適さは私自身利用したことがあるのでよく知っているのですが、住むとなると話は別。もしネットカフェ難民になるような状況になってしまうようなことがあれば、インターネット環境を最大限利用して、なんとかその状況から抜け出したいところです。