ハットトリック(hat trick)
「ハットトリック」とは、競技によって異なりますが、スポーツにおいて1人の選手が3得点決めることで使われます。サッカーを観るのが好きな方にとってはとても馴染みのある言葉だと思いますが、実はサッカー以外にも様々なスポーツで用いられています。それでは、今回は「ハットトリック」について解説していきます。
ハットトリックの意味とは
「ハットトリック」の意味は競技によって若干異なります。
・サッカーやアイスホッケーでは、1人の選手が3得点(以上)決めること。
・ラグビーで1人の選手が3回(以上)トライ2を決めること。
・クリケットで、3球で3人の打者をアウトにすること。
・野球の1イニングで、3球で3アウトを取ること。
・ダーツの1ラウンドで、3つ全てブルを当てること。
「ハットトリック」は、サッカーやラグビーで馴染み深い言葉ですが、アイスホッケーやクリケット、野球やダーツなど、様々なスポーツ競技で使われています。因みに、サッカーで1人の選手が6得点決めるのを“ダブルハットトリック”、9得点決めるのを“トリプルハットトリック”と言います。ダブルやトリプルともなるとあまり聞くこともなくなりますが、プロサッカーの公式戦では、ブラジル人で“サッカーの王様”と呼ばれていたペレの1試合8得点が最多と言われています。
ハットトリックの由来
「ハットトリック」は元々クリケット用語です。
意味でも記載した通り、クリケットにおいて3球で3人の打者をアウトにすることをハットトリックと言われていました。その由来としては、クリケットで3球で3人の打者をアウトにすることはかなりの低確率である上に難関であったため、それを成し遂げた選手にはその功績を称え、記念に帽子(ハット)を贈呈されていました。それがハットトリックの由来となっており、現在ではサッカーやラグビーを中心に様々なスポーツで使われるようになりました。
ハットトリックの文章・例文
例文1.サッカーの代表戦で、大迫選手が見事ハットトリックを決めた。
例文2.ラグビーのハットトリックを見た時は思わず興奮した。
例文3.ダーツでブルを3つ決め、ハットトリックを達成した。
例文4.サッカーでのハットトリックはかなり難しいことだ。
例文5.ハットトリックは元々クリケットからできた言葉だ。
「ハットトリック」の例文です。様々なスポーツで用いられています。
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ハットトリックの会話例
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サッカーのワールドカップ予選見てる?
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もちろん見てるよ。
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ハットトリックを達成できる選手はいるのかな?
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きっと日本代表の選手なら決めてくれるよ。
サッカーの「ハットトリック」についての会話例です。2022年のワールドカップ予選が行われており、注目が高まっています。日本代表選手のハットトリックが見られるか期待したいですね。
ハットトリックの類義語
「ハットトリック」の類義語は残念ながらありません。
ハットトリックまとめ
「ハットトリック」はサッカーだけでなく様々なスポーツで用いられています。因みに、日本人サッカー選手のハットトリックは、“ゴン中山”の愛称で親しまれている中山雅史選手が2つの記録を保持しています。1つは1998年のJ1リーグで、4試合連続のハットトリックを達成し、もう1つは2000年のアジアカップ予選のブルネイ戦で、史上最速である試合開始3分15秒でハットトリックを達成し、どちらもとてつもない偉業としてギネス記録になっています。