バイトテロ(ばいとてろ)
近年たびたびネットやニュースで話題になり、社会問題にもなっているのが、この「バイトテロ」という行為です。まだ出来て久しい語なので、その言葉自体は聞いたことがないという人もいるかもしれません。そこで今回はこの「バイトテロ」という言葉の内容について解説していきます。
バイトテロの意味とは
これは「アルバイト従業員などによる、SNSにおける不適切な発言や写真投稿に対して批判が殺到して炎上する現象」を指す日本の造語です。多くの場合、飲食店や小売店において、従業員が店内の商品や什器を使用して悪ふざけする様子をスマートフォンなどで撮影し、SNSに投稿されています。投稿された動画などはTwitter等によりあっという間に拡散されるので、後から投稿元の記事を削除しても手遅れという事例も多数あります。中には、監視カメラに映った有名人の映像を、SNSに無断で公開する行為なども含まれます。
バイトテロの由来
この行為によって店側が、イメージ損失や商品や什器の返品交換などの実害を受け、時には休業や閉店にまで追い込まれることから「テロ」という言葉が使われています。また、主にアルバイトなどの非正規雇用者によって引き起こされるているので「バイトテロ」となりました。そのため一般人による迷惑行為の場合は「バイトテロ」には該当しないようです。
これにはSNSの発展が大きく影響しており、「SNS時代の産物」と言えます。
バイトテロの文章・例文
例文1.過去に面白半分でバイトテロに関わったがために企業から損害賠償を請求され、返済のために働かなくてはならなくなった若者が何人もいるそうだ
例文2.二人のアルバイトによるバイトテロ行為によって、店は閉店し、他の何人もの従業員が仕事を追われた
例文3.バイトテロ行為は、その店舗を始め企業全体のイメージを損失することになる
例文4.SNSでバイトテロの投稿を発見したので、これはただ事では済まされないと思い、すぐにネットで拡散した
例文5.芸能人が店に来たのでこっそり撮影してSNSに投稿したら、ネットで広まり芸能人の事務所側から訴えられ、周りからはバイトテロだと言われた
バイトテロは内部の人間によって引き起こされ、雇い主に大きな損害を与えてしまう行為です。また沢山のユーザーにより拡散されて話題になり、その分損害も大きくなりやすいと言えます。
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バイトテロの会話例
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バイトテロのニュースがこれだけ取り上げられて叩かれているのに後を絶たないのは何故なんだろうか。
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バイトテロだけじゃなく行き過ぎた悪ふざけの動画なんかも定期的に問題になってますよね。小学生でも分かる常識なのに不思議て仕方ないです。
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目立ちたいのか承認欲求がひどく満たされていないのか理解に苦しむな。何にせよバイトテロで満たされることはないだろうに。
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バイトテロに関しては雇っていた企業の監督責任も問われますし、信用を一気になくしてお客さんも減るので悪ふざけじゃ済まされませんよね。
バイトテロは行っていた当人達がわざわざ動画撮影してネット上にアップしていることから「あまりの罪悪感や常識の欠如」が伺わえ衝撃的なニュースになったとも言えるでしょう。
バイトテロの類義語
バイトテロと関わりがある言葉に「インターネットスラング」があり、これはインターネット上で使用されている俗語(スラング)の総称として使われます。また、似たような言葉で「スキャンダル」という言葉もあり、これは名声を汚すような不祥事や不正事件を指して使われます。また近い行為として「バカッター」と呼ばれるものもあります。これはtwitterに自分の愚行をあげている人の事を指します。
バイトテロまとめ
企業に雇われ、そこの一員として働くということは、その企業のイメージの責任を少なからず自分も背負うことになります。それはアルバイトなどの場合も同じで、安易な考えで軽率な行動をとると会社に大きな迷惑をかけ、そして同時に自分自身も信頼を失ったり、損害賠償を請求されて人生に負荷を背負う事になる可能性があります。バイトテロというのは、それだけ多様で大きな問題につながる可能性を含んだ言葉なのです。