バッシング(Bashing)

「バッシング」とは「打ちのめすや厳しい非難という意味から、主にメディアや庶民が問題を起こした有名人や企業を厳しく非難する事」です。傍観者として「バッシング記事」を見ている分には暇つぶしとして面白い面もありますが、これが当事者なら相当に気分が悪くなると思います。それに事実を含みつつも面白おかしく嘘も含まれているのだから、「バッシング」とは相手を攻撃するなら何でもありな所があるのも事実で、どこまでが許されるのかルール作りは必要ではないでしょうか。

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バッシングの意味とは

「バッシング」の意味は以下の通りとなります。
 (1)打ちのめす。厳しく非難する。
 (2)叩く行為「バッシュ」(bash)から、特定の個人や団体に対して厳しく攻撃するように批判や非難を繰り返す行為。
 (3)飲食業界の専門用語で、食べ終えた皿やグラスなどを下げる事。
「バッシング」は英語表記「bashing」で直訳すると「殴る」「強打」「打ちのめす」「攻撃」「個人や団体への批判」となります。そこから日本の場合は特に個人や団体への厳しい批判や非難で「バッシング」は使われ、それ以外の相手への暴力などではほぼ使用されません。よってカタカナ用語的な側面も強くありますが、一応は英米でも同じように批判でも使用されるので製英語とはなりません。それを踏まえて「バッシング」は主にメディアやネット界隈に個人レベルで使用され、それ以外の業界ではほぼ使われません。仮に友人の文句を言ったとしてもそれは誹謗や陰口・悪口にあたります。最も多い構造としては、メディアや庶民が賛同して特定の芸能人・有名人や企業などを批判する流れで、例えば某役者が不倫をしたらメディアが浮気と大々的に報じて、それに呼応して世間が掲示板やSNSなどで厳しく批判を繰り返すのが「バッシング」で、「強烈なバッシング」「不倫バッシング」といった形になります。しかし、今度は批判がやり過ぎだとして「行き過ぎたバッシング」「バッシングを止めろ」という声も多くなります。要は報道や言論の自由がある一方で、過剰な批判はブレーキが効かないのである程度の節度や常識を守るべきとする事なのです。最初は当人に原因があるにしても、メディアや世間が手を組むように執拗に攻撃をされると、ストレスで体調不良や精神が参ってしまい最悪の結末を迎えてしまうケースも多いです。そんな事から何かとバッシングをするマスコミを逆に「マスゴミ」と批判したり、熱狂的支持者が問題起こした芸能人を絶対に守るケースもあります。

バッシングの由来

「バッシング」の由来は前記したように英語「バッシュ」(bash)になります。言葉としては昔からありましたが、有名になった切っ掛けは1980年代に起こった好調な日本経済を批判する欧米の動き「ジャパンバッシング」です。

バッシングの文章・例文

例文1.イジメや悪口はダメと子供に言いながらも、メディアは常に攻撃対象を発見してはバッシングをするのが現在の社会である。
例文2.なぜ政治家はバッシングされても平気かというと、高齢者はスマホを電話ぐらいしか使わずネット記事などを見ないからだろう。
例文3.SNSが発達してバッシングはさらに天井知らずとなり、今後はネットがさらに高速化されるのだから朝起きてから寝るまで誰かを批判していくのは間違いない。
例文4.有名人はバッシングされる内が華とも言われ、人気があるから反動で叩かれるそうだ。
例文5.かつてジャパンバッシングがあってもアメリカのポチとして柔順に従う日本という国家は実に利口で賢いが、下級国民には厳しく当たるのだから実は政治家や官僚も苛立っているのだろう。
「バッシング」を使った例文となります。

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バッシングの会話例

  • 質問者アイコン

    半年に一度ぐらいは有名人が問題を起こすよね。

  • 回答者アイコン

    そうするとメディアやネット住民が、それは酷いバッシングをするわよね。

  • 質問者アイコン

    そうそう。中には今回の出来事とは関係ない話題も集めては、あれこれとバッシングするから。その調査力や集中力は凄いね。

  • 回答者アイコン

    今まで誰が一番バッシングされたのか、ランキングが有ったら見てみたいわね。

芸能人の「バッシング」について会話をしています。

バッシングの類義語

「バッシング」の類義語には、「ブーイング」「罵倒」「罵声」「暴言」「見せしめ」「懲らしめ」「辛口コメント」などの言葉が挙げられます。

バッシングの対義語

「バッシング」の対義語には、「擁護」「賛同」「応援」「同調」「称賛」などの言葉が挙げられます。

バッシングまとめ

「バッシング」は個人や団体を厳しく批判・非難する事です。問題を起こした芸能人や企業や政治家などにメディアが媒体を使って批判展開をするのが「バッシング」で、節度を守り事実を伝えて批判するなら問題ありませんが、それが人格攻撃など過剰な行為にまで及ぶと「行き過ぎたバッシング」と言わざるを得ません。

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