「バッファ」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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バッファ(Buffer)

前日の夜に夜更かししてしまったり、なかなか寝つけなかったりして、翌朝学校や職場、出掛ける用事があるのに寝坊してしまい、交通機関に乗り遅れそうになった経験はありませんか?そうならないためには、時間的な「バッファ」をもって行動できるように、早起きをする必要があります。

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バッファの意味とは

本来、バッファとは緩衝器のことを指します。緩衝器は、物体の物理的な干渉を断ち切ることで、お互いに悪影響を及ぼすことを防ぐ役割があります。転じて、間に立って対立などの問題を調停する人のことを、バッファと呼ぶこともあります。

IT業界でバッファというと、データを一時的に保存する、記憶領域のことを指します。コンピュータには各装置ごとに処理速度に差があるため、装置間で直接データをやり取りしようとすると、処理に時間がかかりすぎてしまい、データを正しく出力することができません。そのため処理速度や転送速度の差を緩衝することを目的として、バッファを用いるのです。

ビジネス業界では、物理的な緩衝器から転じて、余裕や余力といった意味で使われるのが一般的です。金融業界では、金融危機などのストレスが起きた時に、資産の外部流出を防ぐ水準のことを、資本保全バッファーと呼びます。

バッファの由来

バッファの由来は英語の「buffer」であり、緩衝器のことです。

バッファの文章・例文

例文1.遅刻しないためには、しっかり早起きして、時間的なバッファをもって行動する必要がある。
例文2.IT業界では、バッファとはデータを一時的に保存しておく、記憶領域のことを指す。
例文3.ビジネス業界では、余裕や余力といった意味で、バッファという言葉が用いられることが一般的だ。
例文4.予想外のトラブルに備えて、消耗品の在庫にはバッファを持たせておくべきだ。
例文5.まだ経験の浅い後輩が、一人で取引先に行くべきではないという判断から、課長はバッファとして私に同行を命じた。
もともとは工業的な緩衝器のことを指し、IT用語として有名だったバッファですが、ビジネス業界で使われるようになってから、一気に知名度が上がったような気がします。何事にも余裕や余力は大切ですので、かなり汎用性の高い言葉だと言えるのではないでしょうか。

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バッファの会話例

  • この事務用品だけど、まだ在庫あったっけ?

  • 余裕は持たせてあったんですが、この間の会議でほとんど使い切ったみたいです。

  • 今回の申請には、突発的な会議でも問題ないようにバッファを持たせておこう。

  • そうですね。そのほうがいいと思います。

使われる環境において微妙に言葉の意味が異なる言葉です。各業界での使い方もここで覚えておきましょう。

バッファの類義語

バッファの類義語としては、緩衝器や緩衝材はもちろんのこと、緩衝装置、余裕、余力、予備、ゆとり、クッション、調停役などがあります。

バッファまとめ

幅広い業界で使われているバッファという言葉ですが、個人的には予備という類語が、本質的には一番近いのではないかという気がします。あらかじめ備えるで予備。緩衝器も、データを一時的に保存しておく記憶領域も、資本保全バッファーも、余裕や余力も、想定される問題に備えて、あらかじめ用意しておくという共通点があります。

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