バフ(Buff)
「バフ」とは「RPGなどでキャラクターの攻撃力・体力・アイテムなどの能力を向上させてプレイヤーが有利状態になる事」です。ドラクエでは戦闘中にバイキルトという強化呪文をかけると、自分や味方キャラが一時的に攻撃力が倍になるのですが、このようなシステムが俗に言う「バフ」となります。今ではあらゆるゲームでの共通ワードとして、ゲーマーにはすっかりお馴染みのゲーム用語です。
バフの意味とは
「バフ」の意味は以下の通りとなります。
(1)牛や鹿など動物の皮を揉んで柔らかく精製した革製品やその物の色。
(2)RPGなどでキャラクターの攻撃力など様々な能力全般を上げたり強化するゲーム用語。
(3)オンラインゲームで運営側がアップデートなどでシステム変更して、キャラクター能力やアイテムなどの効果を上げる事。
「バフ」は英語表記「buff」で、「(牛などの)もみ革」「(もみ革での)磨き棒」などの意味があります。ですから革製品などでも使われる言葉ですが、一般的にはゲーム用語として特に若い世代からは認知されています。ゲーム用語では自分が操作するキャラクターなどの攻撃力や防御力に魔法力などを強化させる事で、例えば戦闘に勝利して経験値を積んでレベルを上げたり、武器などの装備品を購入して攻撃力が増す事です。要するに、プレイヤーとしては能力を上げる全般行為でゲームがさらに面白くなり、やり込み要素やクリアーがしやすくなります。また、運営側によるアップデートなどでシステム変更して様々な能力を上げるのも「バフ」となり、これは諸問題があったりした際の対策として全体バランスを取るなどの目的があります。因みに「バフ」が可能なキャラクターを「バッファー」(buffer)、「バフ」の反対で能力を下げたり弱体化となるのは「デバフ」(debuff)、「デバフ」のキャラクターを「デバッファー」(debuffer)と言います。
バフの由来
「バフ」の由来はそもそもの意味である動物の皮を使った製品やその過程での「磨く」という過程からで、1999年3月にアメリカで開始された「MMORPG」(大人数参加オンラインロールプレイングゲーム)の「エバークエスト」で体力を増やす魔法で使われたのが始まりと言われています。他にも諸説あるので明確には定かではありませんが、この説が有力視されています。
バフの文章・例文
例文1.今日こそはこれまでの時間を掛けてバフした成果を見せて、憎きボスを倒して世界を平和にしてやる。
例文2.バフしてばかりだが、反則のように攻撃力や守備力を上げても最近はこんなやり方に飽きてきた。
例文3.運営側からのバフがきたー!
例文4.どうせなら最初から攻撃力が数倍になるバフの使用を許可してもらいたい。
例文5.仲間がバフをかけてくれたので体力が回復した。
ゲーム用語「バフ」を使った例文となります。
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バフの会話例
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何か知らん間にずいぶんレベルが上がった気がするわ。
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夢中でやっていると、案外と途中経過って分からないものよね。
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うーん、そうとも言えるけど、これは知らない間に誰かがバフをしたな。
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それって運営側がバフしてあなただけレベルや体力が著しく上がったって事? そんなの有る訳ないじゃない。何かと勘違いしているか、寝ぼけていない?
ゲーム好きなカップルによる会話風景です。
バフの類義語
「バフ」の類義語は厳密にはありませんが、しかし単体のゲームソフトと限定すればドラゴンクエストの「バイキルト」「スカラ」、ファイナルファンタジーの「ヘイスト」「プロテス」などが挙げられます。
バフの対義語
「バフ」の対義語には、「デバフ」などの言葉が挙げられます。
バフまとめ
「バフ」はRPGなどのゲームでキャラクターの攻撃力・防御力などを上げたり強化する事です。そのゲームのプレイヤー側が有利になるのでこれまでよりも容易に敵を倒せるなどメリットが得られ、反対に攻撃力などが下げられるのが「デバフ」です。また運営側がバランスを取って同様に攻撃力などを上げるのも「バフ」となります。本来は革製品などの意味合いを持つ言葉ですが、ゲーム用語として広く知られています。