バンかけ(ばんかけ)
「バンかけ」が何か、大半の人がその大凡の意味すら理解できていないと思われます。これは、警察用語の一つとされ、実は職務質問を意味しているのです。どうして職務質問なのと疑問に思ってしまいますよね。刑事ドラマなどでもちらほら聞く言葉でですので、「バンかけ」の詳しい意味や由来などを解説して、少しでも皆さんにわかりやすく説明をしていきたいと思います。
バンかけの意味とは
「バンかけ」の意味は警察用語で、職務質問についての隠語とされています。まず、普通に日常生活を送っていると、「バンかけ」(又は、ばんかけ)と聞いて、ピンとくることはありません。実際に警察官が職業であったり、警察小説などを熱心に読んでいれば分かるかも知れませんが、それでも本当に極一部の人だけなので、専門用語中の専門用語となります。一説によると、職務質問をする際に、最初のあいさつとして「こんばんは」と声を掛ける事から、それが略されて「バンかけ」になったとされています。
バンかけの由来
昔から職務質問は、略して「職質」や隠語である「バンかけ」と呼ばれていました。それがいつ頃から、「バンかけ」が使われる様になったのか明確には分かっていませんが、元警察庁官僚である佐々淳行氏の著書「佐々警部補パトロール日記」では、「バン(職務質問)をかけるんじゃねえぞ」という一文があります。また、別の著書では職務質問をする際には「今晩は」と声をかけるので、それが切っ掛けと記載されています。しかし、誰が始めてどのように広まったか等は謎のままです。
バンかけの文章・例文
例文1.夜中、街を歩いていたらバンかけをされてしまった
例文2.警察ドラマを観ていたら、バンかけというセリフが聞こえてきた
例文3.テレビ番組の警視庁24時ではバンかけシーンが満載だ
例文4.バンかけで警官の技量が試される
例文5.バンかけは頻繁に行う行為ではないので、された方の態度や顔つきが怪しかったのだろう
バンかけは警察用語なので例文も、普段は見聞きしないものが多くなってしまいます。また、実際には「バン」や「職質」などが使われる事も多く、この辺りはそれぞれの警官一人ひとりによって違うようです。
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バンかけの会話例
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今から歌舞伎町に出て、バンかけをやるぞ。
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わかりました。
すぐに出られるように準備します。 -
今回のバンかけは念入りにやるからな。
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精一杯学ばせていただきます。
警察の専門用語なので、警察以外の方はテレビ等でしか見聞きすることがないのではないでしょうか。
バンかけの類義語
バンかけの類義語には、「不審尋問」「勾留質問」などの言葉が挙げられます。
バンかけまとめ
警察の厄介にでもならない限り、まず意味が分からない専門用語が「バンかけ」です。”こんばんは”と最初に警官があいさつをかけてから、不審者に職務質問をした事から、「バンかけ」と隠語で次第に呼ばれるようになったとされています。