パンセク(Pansexual)
LGBT(セクシャルマイノリティ)の中でも割と多くいて芸能人でもバイセクシャルであるとカミングアウトしている人もいます。そんなバイセクシャルとよく似ていて勘違いされてしまう「パンセクシャル」という「言葉をご存知でしょうか。今回はパンセクについて解説していきます。
パンセクの意味
一般的には自身の性別とは異なる性を持つ人を恋愛対象におきますが、バイセクシャルは男性でも女性でもどちらも恋愛対象であるセクシャルティになります。
対してパンセク(パンセクシャル)はすべての性別が恋愛対象になる全性愛、つまり恋愛対象となる相手のことが好きであり性別を重要視していないセクシャリティを指しています。
同性であろうと異性であろうと関係なく好きになった相手が恋愛対象となります。
パンセクの由来
「パン」はギリシャ語で「全て」という意味の言葉になります。
性別にとらわれず人間として好きであることになります。
パンセクの文章・例文
例文1.私の友人はパンセクで同性の恋人がいるため後ろ指さされることもあるが幸せそうだ
例文2.初めて同性に恋をした時に戸惑ったがネットでパンセクという言葉を知って腑に落ちた
例文3.僕の恋人はパンセクらしい
例文4.パンセクだと知って離れていく友人も少なくない
例文5.パンセクとバイは似ているがなんとなく違う
だいぶLGBTという言葉や考え方が浸透され許容されてきてはいますが、やはり同性と恋人になることに対してよく思わない人もまだ多くいます。
絶対に許容しなければいけないわけではありませんが、あえて口を出す必要はないように思えます。
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パンセクの会話例
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僕の友達が同性と付き合っていると聞いて驚いたんだけど、好きになってしまったのだから仕方ないんだろうなと思ったよ
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あなたは優しいのね。ちなみに私は好きになった人が男性でも女性でも関係ない、パンセクなのよ
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そうだったの!?…でもつまりそれって、君と関わる男だけじゃなくて全員の中から僕を選んで、僕自身を好きになってくれたってことだよね?なんだか嬉しいな
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こんな告白に対してそういう風に考えられるのね、あなたのこともっと好きになっちゃった!
恋人同士の会話の例になります。このカップルは男女ですが彼女の恋愛対象は全性なようですね。
パンセクの類義語
パンセクの類義語には「オムニセクシャル」があります。こちらも全性愛という意味になりますが、相手の性別や恋愛対象を理解した上で自身の恋愛対象とする人のことを言います。
他にも「バイ(バイセクシャル)」や「レズ(レズビアン)」「ゲイ(ゲイセクシャル)」などが挙げられます。
パンセクまとめ
同性しか好きになれない、異性しか好きになれない、同性であろうと異性であろうと好きになれる、特に性別など気にしていない、など恋愛対象の性別に関する悩みや思いを持つ人は、漫画やドラマなどの物語の中だけでなく意外と身近にもいるかもしれません。
こうした悩みはなかなか家族や友人に伝えることは難しい話になります。
そういう人もいるんだと柔軟な考えを持つことができれば幸せそうに道を歩く人は増えるかもしれませんね。