パンドラの箱(pandora's box)
誰にでも一つや二つ触れてはいけないことはあると思います。相手がコンプレックスに思っていることや触れてほしくないことについてつい聞いてしまうと気まずい空気になることもあります。そんな状況を言い表すために地雷を踏んでしまったやパンドラの箱を開けてしまったということがあります。今回はそんなパンドラの箱とはどういった意味なのかどんな使い方ができるのか見ていきたいと思います。
パンドラの箱の意味とは
パンドラの箱の意味は、触れてはいけないという意味です。その中でも特に触れてはいけないものの存在が不確かである場合に使われることがほとんどです。
パンドラの箱の由来
パンドラの箱の由来は、神話にあるとされています。ギリシャ神話に出てくるゼウスはパンドラを地上に送るときにあらゆる厄災が詰まった箱をパンドラに持たせたと言われてます。これがパンドラの箱です。パンドラは好奇心からその箱を開けてしまい、あらゆる厄災が飛び出してしまったとされているのです。
パンドラの箱の文章・例文
例文1.その話に触れてはいけないよ。彼女にとってはパンドラの箱なのだから。
例文2.パンドラの箱とは、知らずにあまりに無神経な質問をして相手を傷つけてしまった。
例文3.最近パンドラの箱、開けちゃったよねというフレーズをよく使う芸人がブレイクしていてテレビでよく目にする。
例文4.それはパンドラの箱だよ。たとえ間違っているとわかっていても指摘してはいけない。自分の身が大切ならね。
例文5.無茶難題を押し付けられて、このパンドラの箱どう処理しようかと悩む。
これらからパンドラの箱という言葉は、触れてはいけない話題やものを表すことがわかります。
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パンドラの箱の会話例
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取り返しのつかない過ちを犯さないためにも、今こうして教育を行っているんだ。
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そうだね。教育というものは本当に大切だからね。人との接し方に関してもしっかり学んでほしいものだね。
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うん。人によっては触れてはいけない話題もあるからね。そういったことがあることを今のうちに知って欲しいんだ。
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今後、パンドラの箱を開けてしまうことがないようしっかりと教育できるといいね。
これは、教育について二人が話している様子です。
パンドラの箱の類義語
パンドラの箱の類義語には、「地雷」「トロイの木馬」「玉手箱」などがあります。
パンドラの箱まとめ
今日では、触れてはいけないことを表す言葉としては地雷という言葉の方がよく耳にすると思います。地雷を踏んだという言葉は触れてはいけないものに触れてしまったということを意味します。また、地雷という言葉は他の使われ方もしていて、地雷系メイクなどはメディアでも取り上げられて話題に上がることがあります。地雷系とは主に女性のタイプを表す言葉であり、見た目は可愛いけれど交際してみたら愛情が重く苦労させる女性のことを指します。合わせて覚えておけると役に立つと思います。