ビガーベース(Bigger Base)
「ビガーベース」とは「メジャーリーグで2023年シーズンから導入されたホームベース以外の全ベースを3インチ拡大するルール変更」です。普通の人からするとベースを多少大きくしても試合に大きな差はないと思いますが、野球経験者やファンからするとダブルプレーや盗塁が増えて迫力ある試合になるといった歓喜の声を上げています。それぐらいベースを大きくするのは攻撃守備に影響があり、試合そのものがこれまでと変わってくるようです。
ビガーベースの意味とは
「ビガーベース」の意味は以下の通りとなります。
(1)メジャーリーグのルール変更で、2023年から内野の4つの塁の中でホームベース以外のベースサイズが15インチから18インチに拡大され、盗塁増加からの得点シーンが増えると予想される。
(2)メジャーリーグは2023年シーズンから様々なルール変更が導入され、その内の一つがホームベース以外の3ベースを従来より縦横約7.6センチ拡大する仕様になった。
(3)「ベースサイズ拡大」も同義。
「ビガーベース」は英語表記「bigger base」で直訳すると「(野球の)ベースをより大きくする」となります。要するにメジャーリーグでは2023年シーズンから様々なルール変更が実施され、その中の一つとなるのが従来よりもベースサイズを大きくする「ビガーベース」が導入されます。ホームベースのみはこれまで通りの約15インチだが、それ以外の1塁2塁3塁ベースは縦横3インチ拡大された18インチに統一されました。この「ビガーサイズ」によって盗塁成功率が高まり、また選手同士が接触で故障するリスクを減らす目的もあります。因みにマイナーリーグは既に2021年から導入され、日本は現在のところは未導入だが近い将来導入されると予想されます。
ビガーベースの由来
「ビガーベース」は最初にマイナーリーグで2021年から試験的に導入され、大きな問題がなかったので2023年シーズンからメジャーリーグでも採用される事になりました。日本のプロ野球は従来通りのホームベースが約17インチでそれ以外のベースは約15インチですが、少年野球の世界は実は「ビガーベース」となっていて2022年からルール改正で従来よりもホームベースのみサイズが拡大され、縦は約2.6センチ大きくなって21.6センチ、横は5.1センチ大きくなって43.2センチとなり、これでストライクゾーンが広くなり投手が有利となりました。
ビガーベースの文章・例文
例文1.大谷ガールズも今季のメジャーリーグはビガーベースなどルール変更が相次ぎ困惑しているだろう。
例文2.サッカーファンからするとビガーベースやピッチクロックなどはインドのアイドルグループぐらい実にどうでも良い話題だが、野球ファンやマスコミからすると世界一の大国アメリカのマイナースポーツ・野球は何事にも代えがたい重要テーマとなる。
例文3.ルール変更は確かに大事だがビガーベースなどはコアな野球ファンぐらいしか浸透していないので、本気で観客を増やしたいなら選手の年俸を下げて入場料を安くするべきだ。
例文4.ピッチクロックで時間制限を掛けて試合時間を短くしようと目論むが、ビガーベースで攻撃側が有利になれば乱打戦で結局は試合が長くなるという矛盾が起こる。
例文5.1試合を9回ではなく5回ぐらいまでにして球場も半分程度の大きさにすればビガーベースなど導入しなくても済んだだろう。
「ビガーベース」を使った例文となります。
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ビガーベースの会話例
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これは際どいボールだけど、えっストライクなの?
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私もフォアボールだと思ったけど、ストライクなのね。あっそうか!
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ビガーベースが導入されたんだ。だからストライクが広くなって…、うんうんなるほどねー。これで、また、野球が…。
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面白くなくなったわねー。初心者にはルール変更や専門用語はついていけないのに。
メジャーリーグをテレビ観戦している2人の会話です。
ビガーベースの類義語
「ビガーベース」の類義語には「ピッチクロック」「シフト守備禁止」「大谷ルール」「プレーオフ拡大」などの言葉が挙げられます。
ビガーベースの対義語
「ビガーベース」の対義語はありません。補足として「メジャーリーグ」の対義語は「マイナーリーグ」になります。
ビガーベースまとめ
メジャーリーグのルール改正に伴い、2023年からはホームベース以外の3ベースを約3インチ大きくしたのが「ビガーベース」です。ベース間の距離が狭まるので盗塁成功率が上がり、より得点シーンが増えて見応えのある試合が多くなると期待されています。