「ビジネスロイヤー」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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ビジネスロイヤー(Business Lawyer)

「ビジネスロイヤー」とは「企業で起こる契約・商取引・資金調達といった様々な法律に関わる問題に対処する専門弁護士」です。庶民からすると弁護士は高根の花であり普通に生活をしていると接点すらないものですが、交通事故や離婚などをするとお世話になるかも知れません。一方、企業側からすると諸問題を法的視点から解決してくれる弁護士は必要不可欠であり、近年はアメリカに習って「ビジネスロイヤー」と呼ぶ事も増えています。

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ビジネスロイヤーの意味とは

「ビジネスロイヤー」の意味は以下の通りとなります。
 (1)英語表記「business lawyer」の直訳「企業法務弁護士」の事。
 (2)企業における事業活動の法律問題を取り扱う「企業法務弁護士」の事。
 (3)「ビジネスローヤー」も同義。
”ビジネス”は英語表記「business」から「仕事」「職業」「事業」など、”ロイヤー”は英語「lawyer」から「弁護士」で、そこから企業が抱える諸問題の法律事務を専門とする弁護士が「ビジネスロイヤー」で日本語では「企業法務弁護士」となります。例えば製造企業と卸や小売企業との契約、法令活動の違反有無、法人税法、事業再生など様々な事柄や関連する法律に対応する特別な弁護士といったところでしょう。しかし、昨今問題となっているのは、アメリカなどの場合は「ビジネスロイヤー」が定着をしていますが、日本の場合はまだ正式に司法試験を合格した弁護士と「ビジネスロイヤー」が曖昧になっているところがあります。要するに弁護士資格を持っていない者が「ビジネスロイヤー」と肩書を名乗る場合があったり、また企業内で法律問題を扱う社員を「ビジネスロイヤー」とする場合もあります。ですから、アメリカ式で弁護士資格保有者による企業法務を担当する弁護士だけでなく、無資格者の詐欺的な企みでの自称、そして同じく無資格ながら自社の法律問題を担当する社員も「ビジネスロイヤー」となるのが実情のようです。

ビジネスロイヤーの由来

「ビジネスロイヤー」の由来は残念ながら不明ですが、日本では2016年4月に放送されたテレビ朝日のドラマ「グッドパートナー 無敵の弁護士」のテーマが企業法務を扱う「ビジネスロイヤー」だった事で一躍注目を集める言葉になりました。

ビジネスロイヤーの文章・例文

例文1.法学部に通う兄は将来ビジネスロイヤーを目指していたが、亡き父が元犯罪者である事を気にして別の道を考え始めている。
例文2.高卒で転職を何度も繰り返し、現在は派遣で某大企業の法務部でお茶汲みメインをする私も広い意味ではビジネスロイヤーに違いない。
例文3.婚活の一環で友人から紹介してもらった彼の仕事がビジネスロイヤーと聞いて、これで弁護士の妻になれると喜びから家族などに自慢を散々した挙句、実は無資格だと知らされ一体何の事なのか未だに理解が追い付かない。
例文4.アメリカで1流のビジネスロイヤーなら何億も稼げそうだが、日本で名ばかりなら貧乏弁護士になりそうだ。
例文5.子供の頃から必死に勉強をしていつかは司法試験に合格して弁護士からのビジネスロイヤーになる事を夢見ていたが、道を誤り今は指名手配中の掛け子としていつ捕まるかビクビクしている。
「ビジネスロイヤー」を使った例文となります。

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ビジネスロイヤーの会話例

  • スタバとかで颯爽とiPadやMacBookを広げて仕事をしている人達いるじゃない。憧れるわー!

  • 分かる—。その気持ち。私も一度やってみたいのよ。でもその為には、箔を付ける仕事もちゃんとしていないとね。

  • そうだね。普通の弁護士よりもカタカナの方がいいな。ビジネスロイヤーとかリーガルカウンセルを名乗って、わざとらしくパソコン画面を眺めながら大声で電話をして、激務な俺をアピールしてね。

  • そうそう。それで店員に注意されたら、「ビジネスロイヤーである私が迷惑をかけました」って丁寧に謝罪するの。すると店員も尊敬の眼差しを向けると思うから、そこで必殺の弁護士スマイルよ。

Appleパソコンや弁護士など肩書に弱く異様な憧れをもつ者同士の会話です。

ビジネスロイヤーの類義語

「ビジネスロイヤー」の類義語には「インハウスローヤー(企業内弁護士)」「リーガルカウンセル(法律顧問)」「リーガルアドバイザー(顧問弁護士)」「コーポレートロイヤー(企業法務弁護士)」などの言葉が挙げられます。

ビジネスロイヤーの対義語

「ビジネスロイヤー」の対義語はありません。補足として刑事事件を担当する弁護士を「刑事弁護人」と言い「私選弁護人」「国選弁護人」「当番弁護士」に分類されます。

ビジネスロイヤーまとめ

企業の法務である契約や商取引、資金調達や買収などの諸問題を専門的に対応する弁護士が「ビジネスロイヤー」です。日本では少々馴染みが薄い言葉ですが、大企業になるほど企業活動の法務は複雑であり時には裁判沙汰にも発展するので優秀な「顧問弁護士(リーガルアドバイザー)」などを雇ったりします。

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