ビッグデータ(big data)
近年聞くことが多くなったビッグデータ。「単に大きいデータの事じゃないの?」と思ってしまいがちですが、実は定義づけが少し難しいIT用語なのです。この記事ではビッグデータの意味をわかりやすく解説します。
ビッグデータの意味とは
ビッグデータとは「big data」、文字通り「大きなデータ」のことです。
ただし、具体的に言うと「一般的なデータ管理やソフトウェアでは処理しきれない大きくて複雑なデータ群」のことを指します。
単純にデータ量が多いだけでなく、データの種類が複雑で多岐に渡ります。しかもリアルタイムで刻々と積み重なっていく性質も高く持っています。「形式・種類・性格が様々なデータの集合体」というとさらにわかりやすいかもしれませんね。
例えばgoogleマップは、単純に目的地までの道を表示するだけではありません。「道」「現在の渋滞具合」など複数の異なる情報をもとにリアルタイムで最短距離を算出し、マップに表示します。これらの複数の、しかも巨大な情報が「ビッグデータ」です。
また、ネットショッピングも例に挙げられます。単純な購入履歴だけでなく、「何回そのページにアクセスしたか」「クリックしたか」「購入したか」「関連商品は何か」など、複雑かつ巨大なビッグデータを処理して「購入者の興味あるジャンルは何か」を算出し、「あなたの興味ありそうな関連商品」を表示させたりします。
このように、ビッグデータの大きさや種類の定義は曖昧ですが、とにかく「多数の形式・種類・性格」かつ「大容量」という特徴を持っているといえます。
ビッグデータの由来
ビッグデータの由来ですが、だれが最初に言ったかははっきりしていません。海外では2010年にイギリスの経済誌「エコノミスト」が特集を組んだのが大きなきっかけとされています。日本では2011年頃から普及し始め、2017年はデータ通信量の増大などから総務省によって「ビッグデータ利活用元年」と位置付けられたそうです。
ビッグデータの文章・例文
例文1.ビッグデータを活用できる企業が頭抜けていくだろう
例文2.どこからがビッグデータかは企業によって様々だ
例文3.専業主婦はある意味ビッグデータ活用していると言える
例文4.googleのビッグデータに生活が支えられている
例文5.ビッグデータによる情報分析の発展は目を見張るほどだ
今後、ビッグデータという言葉が普及するにつれ、自然と特別感はなくなり、常用語になっていくでしょう。
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ビッグデータの会話例
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うちの会社はビッグデータを未だにアナログ処理しようとしています。
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中小企業はそこが難しいですね。ビッグデータの解析・利用をするための設備投資も簡単な話ではありません。
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ビッグデータの活用により、やはり企業格差が生まれてくるのでしょうか?
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必然的にそうなるでしょう。
ビジネスにおいては、ビッグデータに対応できるIT化をどれだけ進められるかがカギになりそうです。
ビッグデータの類義語
ビッグデータの類義語として「オープンデータ」が挙げられます。オープンデータは、特定のデータが特定の人物・企業・団体だけでなく、すべての人が望むように利用できることを目指したデータです。オープンデータ化することにより、アイデアや技術がより発展していくことを目的としています。
ビッグデータまとめ
ここまでビッグデータについて見てきました。IT化が進む現代、しっかりと把握しておきたい言葉であり、今後より重要度が増していく事は間違いないでしょう。