ピンチヒッター
野球の用語であり、部活の試合に甲子園、プロ野球の試合でよく使われる言葉となります。野球観戦が好きだったり野球をする人は馴染みがありいつピンチヒッターが試合に出るのかはわかると思いますが、なぜチャンスヒッターなどではなくピンチヒッターなのかと疑問に思った人はいるのではないでしょうか。ピンチヒッターについてこれから解説していきます。
ピンチヒッターの意味
野球の試合で打順が回ってきた選手の代わりに打者になる事、または打者になった人。
攻撃側にチャンスがきている場面で投手やヒットが期待できない選手が打席に立つ時にヒットの確率が高い選手を代打を送る際、その選手をピンチヒッターと呼んでいます。
ピンチヒッターの由来
元々は最後まで9人でプレーするものとされていて選手の交代は基本的に出来ないことになっていて、選手がなんらかのアクシデントにあいプレーが出来なくなった時のみ交代が許されていました。そのため、ピンチの時に代わりに出ることをピンチヒッターと呼ぶようになりました。
「ピンチの時に代わりに出ること」を意味として野球だけでなく、病欠の人の代わりに仕事に出たり会議の出席者の変更や取引時に人を変えたりとビジネスシーンでも使われる場合があります。
ピンチヒッターの文章・例文
例文1.大事な会議なのにプレゼンをするはずの後輩が風邪で休んでしまったのでピンチヒッターとして会議に出席しプレゼンすることになった
例文2.野球の試合で後半2死満塁の場面でピンチヒッターとして打席に立った
例文3.ピンチヒッターとして出されることが多くて嬉しい反面かなりのプレッシャーで辛い
例文4.後輩の女性社員がクレームの対応ですっかり怯えてしまい上手く話せなくなっていたのでピンチヒッターでトラブル対応した
例文5.部長から部下が出張先でトラブルを起こしたらしいからピンチヒッターで出張して同行してくれと頼まれた
かなり信頼されている証拠にピンチヒッターを任されているという場面が多いですね。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
ピンチヒッターの会話例
-
ねえ、今の野球の試合で、攻撃側のチャンスにピンチヒッターを送りましたってなんか変だと思わなかった?
-
思った!ピンチな場面でならわかるけど、チャンスならチャンスヒッターとかじゃないの?
-
実はね、昔は選手の交代は怪我や体調不良でプレーの続行が不可能になった時しかできないルールだったんだって
で、ピンチの時に交代する選手ってことでピンチヒッター、ピンチランナーって呼ばれていたのが今でも名残で使われているんだって -
へぇ、そうだったんだ!それなら納得できるね
ピンチヒッターという言葉の由来を女性に教えている会話になります。
ピンチヒッターの類義語
ピンチヒッターの類義語は「代打」「代役」「補欠」という代わりに出る事を意味する言葉が挙げられます。
ピンチヒッターまとめ
何かのピンチの時に代わりを頼まれる場面というのは野球など団体戦のスポーツではよくある事ですね、残念ながらバスケットボールには交代以外の言葉はありませんが、サッカーボールにはピンチキッカー、バレーボールではピンチサーバーという言葉があります。こちらも同じ意味と考えていいでしょう。大事な場面に頼まれるということはそれだけ実力があるということですので、ピンチヒッターを頼まれた際は怖がらず誇りを持ってその場に立ってくださいね。