ファクト(fact)
ファクトとは、ビジネスの場において「事実」といった意味で用いられる言葉になります。何か事業進捗などに関して確認したいことがある場面などで「この内容はファクトなのか?」というような形で使うことができる言葉となっています。今回はそんな「ファクト」という言葉について、深く掘り下げてみたいと思います。
ファクトの意味
ファクトとは、「間違いがない、確実な、確か、正確な、正しい、一致している」といった言葉に置き換えて文脈に組み込むことができる、「事実」という意味を持つ言葉となっています。正しい情報であるか確認するといった他にも、「この情報は間違いなくファクトなものです」といった表現で、その内容が正しいものであることの誠実さを伝える場面などにも用いることができる言葉です。ビジネスでは「ファクトベース」という言葉も使われるので、あわせて覚えておくといいでしょう。
ファクトの由来
ファクトというこの言葉は英語で「fact」。この英語は「つくる」という意味を持つ「facere」というラテン語の過去分詞となる「factum」、つくられたものという単語から派生した言葉となっており、「起きたこと←作られたもの」であることから、「事実」を意味するものになったとされています。
ファクトの文章・例文
例文1.その発言、ファクトか?
例文2.この情報はファクトなものです。
例文3.私はファクトというバンドがファクトに好きだ。
例文4.この調査結果はすベてファクトな方法に基づいたものになっています。
例文5.ファクトという言葉には他にもこの言葉を軸にファクトベースという表現言葉も存在している。
ファクトという言葉は事実という意味に基づけば「本当」という表現にも置き換えることができるものと言えます。
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ファクトの会話例
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佐藤さん、この情報ファクトなんですかね?
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ファクトです。何か不備がありました?
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いえ、ちょっと想定していたよりも数値がおかしい気がしたので。
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それは怖いですね。もう一度確認いたしますよ。
ファクトに完了させたつもりの仕事を周りが確認して、ファクトできていなかった点を見つけてくれる環境というものはありがたいものですよね。
ファクトの類義語
ファクトの類義語としては、「真実(しんじつ)」、「実正(じっしょう)」などが挙げられます。
ファクトの対義語
ファクトの対義語としては、「フェイク」「嘘」などがあげられます。
ファクトまとめ
「事実」「本当」「確実」など、様々な場面において「正しさ」を伝える表現として使えるこのファクトという言葉。それを踏まえると非常に使い勝手がよく、便利な言葉であると言えるため、誠実さや間違いのないことを見せたい場面では是非使ってみると相手にその思いがより伝えられるかもしれません。伝わらなかったとしても、もしかしたら「ファクト」ってどういう意味?それが話の種になる可能性もあります。