「プロパー社員」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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プロパー社員(ぷろぱーしゃいん)

働き方が多様化している現代社会では、一つの企業において様々な立場や雇用形態が存在する事も珍しくありません。そのような複雑な人事構成の環境においてよく使われる言葉の一つに「プロパー社員」がありますが、一体何を指す言葉なのでしょうか?その意味や由来を解説します。
また、類義語として人事以外の場面での「プロパー」の使われ方にも触れていきます。

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プロパー社員の意味とは

主に企業の人事に関する場面において人材の種類を区別する呼び方として使われますが、その場合、使う場面や状況によって微妙に異なる3つの意味を持ちます。
一つ目は「新卒で入社した生え抜きの社員」を指し、中途採用の社員や出向社員との区別に使われます。二つ目は「正社員」を指し、パートや派遣社員などの非正規労働者との区別のために使われます。三つ目は「自社社員」という意味で、協力企業や下請け会社などの外部スタッフと区別するために使用されます。

プロパー社員の由来

この言葉は英語の「proper」から由来する製英語で、略語ではなく一つの正式名称です。またその英単語「proper」の語源は「proprius」というラテン語で、自身の・特有の・独特の、という意味があり、そこから「自社直属の社員」や「自社で育った社員」などを表すのに使われるようになりました。

プロパー社員の文章・例文

例文1.彼女は年下だが、中途採用の私よりも先に新卒で入社したプロパー社員なので、会社についてもとても詳しい
例文2.自分は派遣社員だけれども、いずれ正規のプロパー社員になりたいと思っている
例文3.この会社は自社直属のプロパー社員が少なく、たくさんの外部スタッフが常駐している
例文4.自分を雇用している会社にとってはプロパー社員だが、出向先の企業からしたら外部スタッフである
例文5.プロパー社員だからと安心していては、向上心の高いフリーランスの若手にすぐに技術を抜かされてしまうだろう
このように、使う業種や職場などの違いによって意味に微妙な差が生じる言葉です。ですので話している人がどういう意味合いで使っているのかは、その言葉が指している人の立場や、前後の文脈などから読み取る必要があります。

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プロパー社員の会話例

  • 初めまして、本日からお世話になりますヤマダです。よろしくお願いします。

  • こちらこそよろしくお願いします。ヤマダさんはここのプロパー社員なんですか?

  • いいえ、私は協力会社から出向してきていますので、ここでは外部スタッフとなります。所属元の会社ではプロパー社員ですが…

  • そうなんですね。私は中途入社で昨年入ったばかりだけど、一応ここの正社員なので何か困った事があったらなんでも相談してくださいね。

このように、常駐スタッフが多い企業や職場などで、会話の中で正社員や直雇用スタッフということを簡単に説明したい場合などに用いられています。

プロパー社員の類義語

「独自の・特有の」という意味の「プロパー」という言葉を使った言葉は他にもあります。「自社独自の〜」という意味で用いられる事が多く、例えば「プロパー商品」「プロパー価格」「プロパーカード」「プロパー融資(プロパーローン)」などがあります。

プロパー社員まとめ

現代の職場環境において頻繁に使われる言葉ですが、外部スタッフとの区別として自社社員全体を指して使ったり、自社社員の中でも「生え抜きの新卒社員だけ」を指したりと使う状況によって表す対象は様々です。ですので、会話中にこの言葉を使う際は「職場の構成・話している人は誰か・指している対象が誰か」といった状況や話の文脈がポイントとなりますので、ぜひ意識して使ってみてください。

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