ホメオスタシス(homeostasis)
「ホメオスタシス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。生理学に精通している人、とりわけ医療関係者やトレーナーなどの体に直接携わるような人であれば、知っている言葉だと思います。この「ホメオスタシス」が何なのかについて、聞いたことがない人にもわかるように解説したいと思います。
ホメオスタシスの意味
ホメオスタシスは恒常性と訳され、体内の状態を一定に保とうとする働きのことを表しています。これがどういうことかというと、体温や血圧を一定に保とうとする働き、体液の浸透圧や水素イオン指数、体内に入ってきたウィルスや病原菌の駆除、怪我をした際についた傷の修復作用などがこれにあたります。
ホメオスタシスが保たれるためには、体内で何らかの変化が生じた際にそれを打ち消すための作用、そしてそのための働きを「負のフィードバック」と呼びます。これを行なっているのが、間脳視床下部という箇所で、そのための伝達の役割を担っているのが自律神経系やホルモン分泌というわけです。
ホメオスタシスの由来
現状でホメオスタシスと呼ばれるものの発見は、1859年頃に生理学者のクロード・ベルナールによって発見され、1920年代後半頃に生理学者のウォルター・B・キャノンによって古代ギリシア語で同一の精神状態を意味する「ホメオスタシス」と名付けられました。
ホメオスタシスの文章・例文
例文1.ホメオスタシスが安定している
例文2.ホメオスタシスが乱れている
例文3.血糖値が高いのはホメオスタシスに異常がある可能性もある
例文4.ホメオスタシスの乱れが風邪などの症状を招く
例文5.ホメオスタシスに関して研究する
限定的な一部を表す言葉なので、幅広く多様的な言葉ではないですね。
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ホメオスタシスの会話例
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最近ずっと体調が良くないんだよね。
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1週間くらいずっと熱っぽいって言ってたよね。
ホメオスタシスが乱れてるんじゃない? -
君はそういうの詳しいよね。僕にはわからないけど。
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詳しくは検査してみないとわからないから、病院に行ったほうがいいよ。
ホメオスタシスの乱れ=病気と捉えてもらって構いません。調子が悪いと感じたら、病院で検診してもらうようにしましょう。
ホメオスタシスの類義語
ホメオスタシスは日本語で「恒常性」という意味になります。
ホメオスタシスまとめ
ここまでホメオスタシスに関してまとめてきました。医療関連用語なので、噛み砕いてしまうとざっくりしすぎてしまうので、より詳しく知りたい方は、医療関連のサイトや参考書を読んでみてください。