ボトムアップ(bottom up)
ボトムアップはビジネスシーンでよく聞かれる言葉になり、ボトムアップ型の組織運営や組織作りを標榜している会社も現在は少なくありません。現代の働き方改革が叫ばれる中で従来の経営戦略、経営方針とは一線を画した方法と言えます。ビジネスパーソンとしては、この言葉はしっかりと覚えておくべきです。
ボトムアップの意味とは
ボトムアップとは英語で表記をすると「bottom up」となります。bottomは底という意味で、upは上がるという意味ですから、直訳すると底上げをするとか下からあげていくという意味になるでしょう。会社組織で言えば、従来は経営層からの指示によってトップダウン型で仕事が多かったですが、最近は組織に属する経営層ではない部下から上司や経営陣に現状の内容や改善点の意見を提案が出されて、組織や業務を円滑にしていくボトムアップ方式経営が多くなっています。
また最近では旧態依然の会社経営のスタイルは好まれなくなっており、社員が歯車ではなく自立したビジネスパーソンとして、活躍できる環境つくりに気を配る企業も多くなってきています。
ボトムアップの由来
ボトムアップの由来としては、英語ですので使われた時期については、不明ですが経営戦略の用語としてビジネスシーンでは広く使われています。
ボトムアップの文章・例文
例文1.ボトムアップ経営は現在増加傾向にある
例文2.ボトムアップを可能にするための社内風土の醸成
例文3.ボトムアップ経営には優秀な人材が不可欠だ
例文4.トップダウンとボトムアップは反義語と言える
例文5.意思決定に時間がかかる事がボトムアップの問題点だ
ボトムアップが行われるためには、自由に意見を述べやすい組織(職場)環境が必要です。またボトムアップは、ただ現状について上司に相談し意見を述べることではありません。日常の業務の現状をぼやいて指示を促すことは、ボトムアップとは言えません。積極的に意見を述べて職場を活性化させましょう。
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ボトムアップの会話例
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上からの命令で動く組織より、社員全体が判断して動ける組織の方がいいと思うんだよね。
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そうですね。
時代や今の20代のスタッフを見ていても、その方が向いていると思います。 -
今まではうちの会社はトップダウン型の経営だったけど、ボトムアップにしていくための施策が必要だね。
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その方が、これからの時代を生き残れると思います。
難しい言葉ではないので、言葉の意味を把握した上で、会話例を参考にしてみてください。
ボトムアップ類義語
ボトムアップの類義語としては「ミドルマネジメント」などが挙げられるでしょう。反義語としては「トップダウン」があげられます。トップダウンは経営層からの指示系統で末端まで動くやり方になります。
ボトムアップのまとめ
近年、ボトムアップでの組織育成や組織作りが増えてきていますが、ボトムアップ経営を行う為には自分で考え、自分で主体的に行動できる人材が不可欠です。他人任せの他責の人材ではなく、自ら開拓し、責任を負える人材が求められています。そういった人材になるべく、早い段階から自分で目的意識を持って成長が出来る準備をしておくといいかもしれませんね。