ボナンザ(bonanza)
「ボナンザ」とは「思いがけない幸運」を意味します。もともとはスペイン語で「穏やかな海」を意味していましたが、そこから転じて「繁栄」「豊富な鉱石や鉱脈」「思いがけない幸運」を意味する言葉となりました。近年は日本語でもたびたび登場するようになりました。今回はそんな「ボナンザ」を解説していきます。
ボナンザの意味とは
「ボナンザ」の意味は以下の通りです。
(1)思いがけない幸運
(2)掘り当てた豊富な鉱脈
(3)繁栄
「ボナンザ」はもともとスペイン語で穏やかな海を意味していました。スペインは漁業が盛んで漁で生計を立てている漁師が大勢いました。そんな漁師にとって天候が良くて海が荒れていないことはとても幸運なことでした。「ボナンザ」はここから派生して「思いがけない幸運」を意味するようになりました。
たとえ漁師ではなかったとしても出かける予定がある日に天気がいいと自分は幸運であると感じることがあるかと思います。生活に直接かかわってくる漁師にとって海が穏やかであることはとても喜ばしい事だったことが伝わってくる言葉です。
ここから英語でも「幸運」を意味する言葉として使われて、近年は日本語でも「ボナンザ」として使われるようになりました。
ボナンザの由来
「ボナンザ」の由来はラテン語の「bonus(ボーナス)」と「malacia(マラシア)」からです。「bonus」は良かったことを表します。「malacia(マラシア)」は穏やかな海を表します。この二つの言葉が合わさり、スペイン語で穏やかな海を表す言葉として「bonanza(ボナンザ)」が使われるようになりました。
ボナンザの文章・例文
例文1.たまたま当たった宝くじで大当たりをして、まさにボナンザである。
例文2.ボナンザを期待して全財産をつぎ込んで次のレースの馬券を買ったが、結局はただの紙切れとなった。
例文3.最近はなかなか当たらないのだが、戦略を練ることもめんどくさいのでボナンザが来ることを期待する。
例文4.ボナンザであるにも関わらず自分の手柄のようにみんなに自慢している。
例文5.夏の最後の大会はボナンザのおかげで見事に全国大会の切符をつかんだ。
「ボナンザ」を使った例文です。
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ボナンザの会話例
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この前の試合はどうだったの。
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優勝したよ。最後に私がタイムリーヒットを打ってサヨナラ勝ちだったよ。
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それはすごいね。最近はあんまりヒットを打ってないって言ってたから心配したよ。
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実はボナンザでたまたま打った打球がベースに当たってくれたおかげでヒットになったんだよ。
先日の野球の試合について話す二人組の会話です。
ボナンザの類義語
「ボナンザ」の類義語には、「儲け物」「大当り」「紛幸」などの言葉が挙げられます。
ボナンザの対義語
「ボナンザ」の対義語には、「悲運」「アンラッキー」「大損」などの言葉が挙げられます。
ボナンザのまとめ
思いがけない幸運をつかめる人はただ待っているのではなく、ポジティブに物事をとらえることができて、さまざまなことにチャレンジしている人ではないでしょうか。運がすべてではないですが、運を味方にすることによって思いがけない結果をえられる可能性もあります。今回は思いがけない幸運を意味する「ボナンザ」の解説でした。