マジョリティ(majority)
日本人には特にみられる傾向である、「多数派」の考え、人と同じことをしよう、違ったことをするのは抵抗があるといった心理が働くことがあると思います。こういった状況に関連した言葉として、「マジョリティ」という単語の解説や例文の紹介をしていきます。
マジョリティの意味とは
本来の意味は、「多数者」や「多数派」を意味する英語になります。人が集まると集団になり、集団を集合としたときの最大の部分集合がマジョリティです。また、反対の言葉は「マイノリティ(minority)=少数派」になります。
マジョリティの由来
マジョリティを用いた言葉で「サイレントマジョリティ(silent majority)」という言葉があります。某アーティストの楽曲としても知られるようになった言葉です。この言葉は1969年にニクソン大統領が演説の中で、この言葉を用いたことで知られるようになりました。演説の中で、「反戦運動を行わない大多数の国民は戦争に支持しているとみなす」という意味で、「異議を唱えない大多数の国民」から「サイレントマジョリティ(silent majority)」という言葉が用いられました。
マジョリティの文章・例文
例文1.この集団の中にはマジョリティの集団が出来上がっている
例文2.私はマジョリティよりもマイノリティでありたいと思う
例文3.今回の議題のキモは、いかにサイレントマジョリティの意見を吸い上げられるかにある
例文4.マジョリティであることから見えてくるものがあるはずだ
例文5.日本人は大和民族というマジョリティが占めており、アイヌ民族のようなマイノリティも存在している
マジョリティという言葉は、日常社会の中で使う用途が多い言葉ではありますが、意外と使われていないかもしれません。
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マジョリティの会話例
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このアンケートに関してですが、ここのニーズに合わせた商品展開をしたほうがより売り上げ向上につながると思います。
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それを行うとマイノリティの意見に偏って、
マジョリティのお客さんを離してしまうことにならないか? -
その問題もありますが、なによりこの商品は客単価が高いので問題ないと思います。
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なら、その客にかけてみようではないか。
アンケートなどでマイノリティにマーケティングを展開するのかマジョリティに展開するのかで運命が分かれます。
マジョリティの類義語
マジョリティという言葉を「多数派」という日本語で置き換えるなら、「大部分」「過半数」「主流派」「大勢」といった単語は類似する単語だと言えます。反義語としては「マイノリティ(minority)」が少数派となります。
マジョリティまとめ
日常生活の中で使うなら、「マジョリティ」という言葉単体よりも、言葉として知られている「サイレントマジョリティ」という言葉で使う機会の方が多いかもしれません。マジョリティの重要性やマイノリティの重要性は、社会の中にいる人にとって切っても切り離せないものだと思うので、是非、言葉の意味を知ったうえで意識をしてみて下さい。