マスク会食(ますくかいしょく)
「マスク会食」とは「コロナ禍での食事マナーで、食事中も会話をする時はマスク着用を徹底する事」です。これを徹底したからと言って本当に感染者が抑えられるのかは疑問のところもありますが、それでも政府としては飲食店を守りつつ国民の会食をしたい声にも応えた最善策となっています。まあ他国からしたら陳腐にも感じるでしょうが、これが「THE 日本スタイル」で国民も渋々ながら納得をしています。そんな飲み会やランチなど会食場面での食事マナー「マスク会食」の解説となります。
マスク会食の意味とは
「マスク会食」の意味は以下の通りとなります。
(1)政府が国民にお願いするコロナ禍での新しい食事スタイルで、食事中は飲食する時だけマスクを外して会話の際にはマスクを着用して会食を行うマナーの事。
(2)政府や厚生労働省に各都道府県が提唱するコロナ禍での会食スタイルで、飲み食い時以外は常にマスクをつけてなるべく静かに会話する「静かなマスク会食」を国民にお願いしている。
”マスク”は「面や仮面」「顔立ち」「鼻や口を覆う不織布やガーゼの衛生用具」、”会食”は「人が集まって一緒に食事する」で、端的に言えば「コロナの感染リスクを下げる為のマスクを着けた食事作法」が「マスク会食」です。飲み食い時は当然ながらマスクを外すというか口からずらしますが、すぐにマスクを元の位置に戻して会話はマスク着用で行います。なぜこのような食事スタイルを政府・厚生労働省などが国民にお願いをするかと言うと、コロナ禍に突入して2年が経過して、感染リスクが高くなる行動が徐々に明らかになったからです。具体的には飲酒を伴う飲み会やマスク無しの会話、或いは狭い空間での共同生活などで、特にアルコールを伴うとリラックス効果から大声で会話をしたりマスクをしなくなるので、結果的には飛沫が拡散し感染する可能性が高くなります。そこで政府としては感染者を少しでも減らす為に、2020年4月頃から「マスク会食」の徹底を飲食店や国民に要請するようになったのです。
マスク会食の由来
「マスク会食」の由来はコロナ禍社会となり当初は「マスク飲食」という言葉が取り沙汰されていましたが、2020年4月頃から政府や地方自治体が「マスク会食の徹底」を公式にお願いするようになり、徐々に統一されていきました。
マスク会食の文章・例文
例文1.正直なところマスク会食をきちんと守って飲食をしているグループは非常に稀だ。
例文2.店内に入って席に座るまではマスク着用だが、ビールが届いた瞬間から無法状態に変わり、飲み食いの度にマスク着用なんて面倒で誰もしていない。
例文3.マスク会食を勧める国は世界で日本ぐらいだろう。
例文4.ワクチン接種を2回して感染者が全国で数百人程度になってもマスク会食を黙って受け入れる忠実な国民性だからこそ、アイデンティティは崩壊し先進国で唯一経済発展をせず、そしてネットには誹謗中傷が溢れ、凄惨な苛めをした者や悪行を働く政治家も誰一人逮捕されない、犯罪者にどこまでも優しく思いやりがある国になった。
例文5.マスク会食をしていたら隣のテーブルからお通夜みたいに静かだろ揶揄われ、癪に障ったので必殺のパントマイムで爆笑を掻っ攫ってやったが、結局はウイルスが拡散した。
様々な形での「マスク会食」を使った例文です。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
マスク会食の会話例
-
明日は飲み会だから、帰りが遅くなるから。
-
ちょっと、いくら緊急事態宣言が解除されたからってさっそく飲み会はちょっと危ないんじゃない?
-
大丈夫だよ。マスク会食だし、アルコールもそんなに飲まないし。
-
本当なの? 気を付けてよね。うちはまだまだローンが残っているんだから、感染したら終わりよ。
コロナ禍で飲み会を迎える夫と不安が拭えない妻の会話です。
マスク会食の類義語
「マスク会食」の類義語には、「マスク飲食」「黙食」などの言葉が挙げられます。
マスク会食の対義語
「マスク会食」並びに「マスク」の対義語はありませんが、”会食”の対義語は「運動」「排泄」「孤食」「ひとり飯」「一人御飯」などの言葉が挙げられます。
マスク会食まとめ
「マスク会食」はコロナ禍社会での飲食時だけマスクを外し、会話中はマスクを着用する会食における新しい食事スタイルです。政府や自治体としては本来は会食を禁止にしたいが、それでは国民の不満が溜まり飲食店も経済的に疲弊するので、感染予防との両立を図った苦肉の策として飲食店や国民に徹底を呼び掛けています。