「マトリックス」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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マトリックス(Matrix)

マトリックスとは、本来は母体や基盤、つまり何かが生まれる根源という意味を持つ言葉です。あのキアヌ・リーヴス主演で大ヒットした映画『マトリックス』で有名な言葉ではありますが、いざどんな意味か聞かれるとわからない方も多いと思います。今回はそんな「マトリックス」について意味や由来、類義語、例文を交えて徹底的に解説していきます。

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マトリックスの意味とは

マトリックスとは、本来は母体や基盤、つまり何かが生まれる根源という意味があります。
一般的には「数字の行列(格子の表に数字を並べて括ったもの)」という意味があり、ビジネスの場では「マトリックス図」と言って、縦軸と横軸を用いた表を使うことがあります。
ただし同じ行列という意味で「デターミネント」という言葉がありますが、こちらはもっと数式に限定した表現になるため、「マトリックス」の持つ「行列」はより概念的な表現になります。映画『マトリックス』を皮切りに有名になった言葉になりますが、現在ではビジネスシーンで「マトリクス図」や「マトリクス組織」など言葉を変えて使われることがあります。

マトリックスの由来

「マトリックス」とは元々ラテン語で「子宮」を意味する「Mater」に由来しており、そこから生み出すものや機能という意味合いを持つ様になりました。
日本語では生み出すものから「基盤」と訳されます。医学では「間質」、鉱物学では「母岩」など学問によって訳が異なります。
映画『マトリックス』の「マトリックス」の意味は「電子仮想現実」という意味になります。これは「マトリックス」という言葉が、「行列」という数字にまつわる意味と「母体」という生み出す根源といった意味をもっており、それらが数字で世界が出来上がっている「電子仮想世界」とイメージとマッチしていたからだと言われています。

マトリックスの文章・例文

例文1.こちらのマトリックスを用いて、弊社が業界でどのような立ち位置にいるかを説明いたします。
例文2.我々の会社も今後はマトリックス組織の仕組みを用いた経営に変えていきましょう。
例文3.映画『マトリックス』のように、我々も世界も電子仮想世界、つまりマトリックスによって支配されているかもしれない。
例文4.この会社をマトリックスにして紐解いていくと、強みと弱みがわかる。
例文5.今後の事業を成長させるために、アンゾフの成長マトリクスを用いて考えましょう。
経営分析を行う言葉で「アンゾフの成長マトリクス」というものがあり、事業の成長戦略を考える時のカテゴリー分けに使われます。「マトリックス」と「マトリクス」は同義です。

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マトリックスの会話例

  • 田中さん、来週の会議の資料はもうできたかね?

  • 出来ております!ご報告遅れましてすみません。こちらパワーポイントの資料になります。ご確認お願い致します。

  • どれどれ…ふむ、とてもよく出来ているね。内容はバッチリだ。ただこの3ページ目のところはマトリックスを用いて、弊社の業界の立ち位置を明確に示した方が良いと思うよ。

  • なるほど…勉強になります。本番前に修正できてよかったです。次は早めに相談するようにします。

「マトリックス」を用いた会社での日常会話です。

マトリックスの類義語

マトリックスは「マトリクス」とも呼ばれ、関連する言葉として「行列」があります。言葉自体が概念的なものである為、類義語はほとんとないと言っていいでしょう。

マトリックスの対義語

マトリックスの対義語としては、ビジネスシーンでは「エクストリームポイント(extreme point)」があげられます。

マトリックスまとめ

今回は「マトリックス」という言葉について詳しくご紹介していきました。本来は「母体」という意味を持ち、ビジネスシーンにおいては事業を分析するために縦横で分けた表を「マトリックス」と言われることがわかりました。また映画『マトリックス』の方は「電子仮想世界」という意味なんですね。私たちの住んでいる世界も機械やAIが生み出した「マトリックス」の世界なのかもしれません…。

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