「マルチハビテーション」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

マルチハビテーション(Multihabitation)

「マルチハビテーション」とは「複数住居を拠点とする新しいライフスタイル」です。多様化の時代となりこれまでとは価値観が変化していますが、だからこそ見直されているのが疲れた体を休めてリフレッシュの場となる住居なのです。かつては会社の近くにマイホームを持つのが夢であり、定年退職まで働きローンを完済するのが理想像とされてきましたが、今は平日は都心で働き週末は田舎で過ごすという生活スタイルに憧れを抱く人が増えています。そんな新時代らしい複数住居で暮らす「マルチハビテーション」の解説となります。

[adstext]
[ads]

マルチハビテーションの意味とは

「マルチハビテーション」の意味は以下の通りとなります。
(1)一つの世帯が複数住居を持ち、状況に応じて使い分けて住む事。
(2)複数の住居を使い分ける新しい形のライフスタイルであり、平日は都会のマンションで生活し休日は田舎の家で長閑に過ごすような生き方を指す造語。
(3)略した「マルハビ」、「複数地域居住」も同義。
”マルチ(multi)”は「数量が多い」「多様な」「複数の要素が合わさる」、”ハビテーション(habitation)”は「住居」「分譲住宅」で、二つを合わせた「マルチハビテーション」は都会と田舎の両方で住居を構える等の複数住居を拠点とする生活スタイルの事です。よって「別荘」に非常に近い言葉ですが、現在は「セカンドハウス」という扱いとして不動産業界や関心ある人々から注目を集めています。理由として「マルチハビテーション」の「セカンドハウス」はマンションや戸建ての所有・賃貸にしろ税制上で優遇措置が適用しますが、「別荘」の場合は優遇措置がないので不利になるからです。これまでも富裕層からは注目されていましたが、コロナ禍となりテレワークが進むようになると無理して東京に居る必要もなく、また平日は都内のマンションで暮らして、休日は家族全員で田舎で暮らすという生活スタイルを希望する人が急激に増えたのです。潜在的にはこのような考えの人が一定数いたようですが、東京一極集中で地方の物件が安くなった事やコロナ渦に現代らしい多様化社会や自分らしい生き方などが複合的に絡み合い、「マルチハビテーション」が理想的な生き方として脚光を浴びています。仕事とプライベートの切り替えスイッチの役目もありますが、田舎なら広い庭でバーベキューをしたりガーデニングを楽しんだり、騒音を気にせず楽器演奏を楽しめたりします。このような都会の住環境では難しい事が、田舎では容易になるのも「マルチハビテーション」を目指す魅力的な動機となっているようです。

マルチハビテーションの由来

「マルチハビテーション」は欧米各国で昔から根付いている理想的な生活スタイルでしたが、日本でもワンルームマンション投資などに絡めて2013年頃から少しずつ使われ始め、コロナ禍となった2020年以降から急激に浸透していきました。

マルチハビテーションの文章・例文

例文1.宝くじが当選したら、シンガポールやドバイに高級物件を手に入れ夢のマルチハビテーションな生き方を考えていたが、年末ジャンボの当せん金程度ではこんな生活は送れないと知り大変ガッカリした。
例文2.マルチハビテーションな生活を実践する典型的なモデルケースである、都内在住の大企業に勤める30代の共働き夫婦が理想像すぎて逆に憎たらしい。
例文3.チャンネル登録者数が多いユーチューバーはマルチハビテーションな生活をきっとしているのだろうと思うとYouTubeを見る気が失せる。
例文4.我が家は妻との関係が最悪なので、夫婦共々でマルチハビテーションの二つの家にそれぞれ別のパートナーと仲良く暮らしている。
例文5.芸能人や野球選手のマルチハビテーションの都会にある2住居は、片方が家族と生活する用でもう片方はシャ〇・ドラッ〇パーティー用の為だと相場は決まっている。
複数住居を持つ生活である「マルチハビテーション」の例文となります。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

マルチハビテーションの会話例

  • そろそろ田舎に引っ越さないか?

  • それが出来たら嬉しいけど、仕事もあるし無理でしょう!

  • そうだな…。そうだ、せめて週末だけでも田舎で暮らすマルチハビテーションをしてみないか?

  • それはいいかもね。都会と田舎の両方のメリットを受けられるのは最高ね。

田舎暮らしに憧れる夫婦が「マルチハビテーション」を検討するという会話です。

マルチハビテーションの類義語

「マルチハビテーション」の類義語には、「ツインホーム」「週末移住」「二拠点生活」「デュアラー」「デュアルライフ」などの言葉が挙げられます。

マルチハビテーションの対義語

「マルチハビテーション」の対義語はありませんが、敢えて挙げるなら「都心住まい」「都会暮らし」「東京生活」「アーバンライフ」「田舎暮らし」などの言葉となります。

マルチハビテーションまとめ

「マルチハビテーション」はコロナの影響もあり近年注目される都会と田舎など複数の住居を行き来する生活スタイルの事です。典型的なパターンとして平日は都会に住み仕事をして、週末は田舎で自然環境の中でのんびり暮らすのを「マルチハビテーション」や「デュアラー」や「二拠点生活」とも言いますが、厳密には複数の住居とするのが「マルチハビテーション」の特徴となっています。

最新の記事はこちらから