「モブ」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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モブ(Mob)

「モブ」とは「職場や学校などで目立たない人や影が薄い人を揶揄するネットスラング」です。映画やドラマでは華やかな主人公の物語が定番ですが、そんな作品には脇役にもなれずセリフも与えられない単なる通行人といった登場人物も多数登場しますよね。そんな人達の総称が「モブ」となります。ゲームなどでも使われあまり良い印象を抱く言葉ではありませんが、それが逆に個性がないのが個性として便利に使われています。

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モブの意味とは

「モブ」の意味は以下の通りとなります。
 (1)目立たない人、特徴がない人、影が薄い人を意味するネットスラング
 (2)漫画やアニメやゲームなどの登場人物で名前がない群衆や通行人などの事。
 (3)漫画やゲームなどの目立たない通行人が転じて、実生活でも主役とは正反対の無個性な人を揶揄する表現。
「モブ」は英語表記「mob」の直訳「群衆」「暴徒」「ギャング」などから誕生したネットスラングです。そもそもは「群衆」や「ギャング」といった意味なのですが、日本の場合はゲーム用語でプレイヤーに操作されない「モブキャラ」である「Mobile Object」の略語という側面もあるので、そこから「群衆」が拡大解釈をされてゲームやアニメなど以外の実生活でも、目立たない人や影が薄い人などを揶揄する際に用いる表現として定着をしています。良くも悪くも全く目立たないので、無個性であったり他の人と区別がつかない人を茶化すように「モブ」と言うのです。もちろん自虐的に自ら「モブ」と称する場合もありますが、その多くは当人がいないところで陰口的に「あいつはモブだよな!」と言われるのが現状です。要するに、学生なら体育会系や陽キャラなクラスの中心人物とは真逆で、職場でも同様に地味で大人しい人となります。また「モブ」が使いやすく便利な事から、「モブ顔」「モブ男」「モブ女子」「モブ社員」といった形で使われる事も多いです。

モブの由来

「モブ」の由来は前記したように英語「mob」からとされますが、それがいつ頃から目立たない人を揶揄するような表現になったのかは定かではありません。日本に限っては英語「mob」から1970年代頃にはアニメ雑誌などでは、主人公でも脇役でもない名前がないキャラを「モブキャラクター」と呼び始め、そこから1990年代や2000年代になってゲーム業界などでも使われ、若い世代も取り入れるようになったと推測できます。

モブの文章・例文

例文1.子供の頃から既にモブ人生が始まった俺が一念発起して婚活イベントに参加しまくって、やっと念願の花嫁を手にしたと思ったら、彼女の自称兄や弟と名乗る強面から生命保険に加入するように強制され、それからは今夜こそ海や山に連れて行かれるのではと恐怖でしかない。
例文2.ラーメン屋や牛丼屋にはモブが多いので、エリートモブの自分も仲間を見るようで安心する。
例文3.女子中高生から大人気のアイドル達も若い頃は権力者からモブ扱いされ、一夜をともにして始めてモブ脱却できたから今はあんなにイキイキしていると思うと何だかとても切ない。
例文4.欧米から見たら日本人というだけでハンデだらけのモブ男とモブ女なのだから、同類同士でそんなに敵視しあっても仕方がない。
例文5.若い頃は自分が中心だと思っても、老いて中年になればモブになるか病気になるかぐらいの違いしかない。
「モブ」を使った例文となります。

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モブの会話例

  • 人気の行列ができるラーメン屋に行って、並んでいたんだよ。そしたら…。

  • どうしたの?

  • 大学生らしき体の大きな若者3人組に横入りされて…、でも俺はモブキャラだから怖くて、何も言えなかった…、とても悔しいです。

  • そんな事を気にしないでいいの。行列で待っている時に揉めたら、他の客や店にも迷惑だから何もしなかっただけじゃない。あなたはモブじゃなくて、常識人よ。

「モブ」と自覚ある男性の情けない話です。

モブの類義語

「モブ」の類義語には「モブキャラ」「群衆キャラ」「背景キャラ」「ザコ」「ザコキャラ」「端役」「エキストラ」「ちょい役」などの言葉が挙げられます。

モブの対義語

「モブ」の対義語には「主人公」「主役」「メイン」「メインキャスト」「メインキャラ」「主演」などの言葉が挙げられます。

モブまとめ

目立たない人や地味な人などを意味するネットスラングが「モブ」です。基本的にはアニメやゲームなどで使いますが、日常生活でも中心人物とは真逆な大人しい人を「モブ」として、そこから「モブキャラ」や「モブ顔」という派生した使い方もされます。

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