ユーモア(Humor)

ユーモア」とは「上品な笑いや心をませる可笑しみで、また人を傷付けない笑い」です。一般的には面白い人を「ユーモアがある」と評しますが、正しくは誰も傷付けたり不快にしない上品な笑いが「ユーモア」となります。ですから「ユーモアがある人」は能力が高いや頭が良いとも言われる事が多いのです。それでは、現在はまるで人の性格や本質を見抜く判断材料ともなる「ユーモア」の解説となります。

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ユーモアの意味とは

ユーモア」の意味は以下の通りとなります。
(1)人の心をませる可笑しみ。笑いを誘う洒落や面白話。
(2)上品で笑いのセンスが溢れる言葉や話し方など。
(3)人を傷付けない上品な可笑しみで、ゆとりや寛大さを伴っている。
ユーモア」とは日常的に多々使われる言葉ですが、実は明確な定義は定まっていないともされ、それでも歴史的には「人を傷付けない笑い」というのが基本となります。しかし、「ユーモア」の歴史を振り返ると大変複雑で、要約するなら上記のような「人をませる会話や言葉」となりますが、元々はラテン語の「体液」を意味する「フモール(humor)」を由来としています。それが近代になって気質という側面で語られるようになり、それがイギリスでは同情や哀れみとなって、現在は人間の悲喜交々として「ユーモア」となります。一般的には笑いのセンスがあると「ユーモアがある」とされますが、これでは半分正解といったところで、正確には相手を傷付けないや上品な笑いが「ユーモア」となります。と言うのは、前記したように元々は歴史深い言葉なので、長い年月をかけて辛い時代を乗り越えて現在の「ユーモア」が確立したとも解釈できるので、人を不快にさせてまで生み出す笑いは「本当の笑い」ではないのです。よって、万人受けの誰も傷付けない笑いが「ユーモア」で、知的や風刺的な物言いも含んだ攻撃的な笑いが「ウィット」となります。例えるなら、NHKのアナウンサーが時折するような余談やこぼれ話が「ユーモア」、大半の芸人がテレビやラジオで語る漫談めいた話は「ウィット」となりますが、一般的にはその垣根はあやふやで単に「笑い」や「ユーモア」で括られているのが現状で、「ウィット」とする人はかなりの少数派です。使い方としては「ユーモアが溢れる」「ユーモアに富んだ」「ユーモアが通じない」「ブラックユーモア」といった風になります。

ユーモアの由来

ユーモア」の由来は上記の通り古代ラテン語の「フモール(humor)」で、それが様々な国を経過して上品な笑いという意味で使われるようになりました。

ユーモアの文章・例文

例文1.彼の話はユーモアがあるから面白くて好きだが、冷静に振り返ると中身は空っぽなのが残念だ。
例文2.芸能人はユーモアがあるとするのは幻想で、だからテレビの視聴率も悪いのにそれを時代が悪いや製作費が安いと言い訳をするのは情けない。
例文3.欧米人のユーモアも褒められたものではないが、かと言ってロシアや北朝鮮の玉砕覚悟のユーモアも痛々しい。
例文4.関西人のギャグがセンス抜群のユーモアだとするなら、理解できない俺の方がユーモアが通じない堅物になるそうだが、逆に光栄で感謝したくなる。
例文5.また今日も体育会系の上司がハラスメントギリギリの冗談を、ユーモアだから問題なしと片付ける。
皮肉交じりに「ユーモア」を使った例文となります。

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ユーモアの会話例

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    アハハハ…、この芸人は面白いなー。笑えるよ。

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    あなたはバラエティ番組が本当に好きねー。

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    そうなんだよ。だから昔から年末や正月はテレビの前から離れなかったよ。

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    それだけお笑い芸人を見てきたのに、あなたにはユーモアのセンスが感じられないのだから不思議よねー。

バラエティ番組好きな夫からは「ユーモアのセンス」が感じられないという内容です。

ユーモアの類義語

ユーモア」の類義語には、「ウィット」「洒落」「機知」「頓知」「機転」「エスプリ」「滑稽」「冗談」などの言葉が挙げられます。

ユーモアの対義語

ユーモア」の対義語には、「ディプレッション」「本気」「真剣」「怒り」「鬱」などの言葉が挙げられます。

ユーモアまとめ

ユーモア」は人を傷付けない上品な可笑しみで、相手を楽しませたりリラックスさせる会話や言葉となります。現在は笑いの「センスある人」が「ユーモア溢れる人」と解釈されていますが、正しくは万人を傷付けない点が重要となります。また、大変歴史深い言葉でもあるので、欧米人が「ユーモア」や「ウィット」を常に意識して冗談を言い合うのも納得させる背景が備わっています。

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