ライブコマース(Live Commerce)
「ライブコマース」とは「リアルタイムのライブ配信で商品を紹介する販売方法」です。今や何でもネットで完結する社会になっていて、個人情報の書類ですらコンビニで取得できるのですから、これは公務員削減の布石なのではないでしょうか。話が脱線しましたが、それぐらいにネット社会なので商品の購入も従来の買い物サイトだけでなく、リアルタイムのライブ配信で購入する「ライブコマース」が広がりつつあります。
この記事の目次
ライブコマースの意味とは
「ライブコマース」の意味は以下の通りとなります。
(1)ネットで映像を届ける「ライブ配信」とネットで商品を販売・購入する「Eコマース」を合わせた造語で、視聴者にリアルタイムの生配信動画で商品を紹介し、コメントなどのやり取りなども公開して販売に繋げる手法。
(2)メーカー店員や人気インフルエンサーが動画配信で視聴者に商品を紹介しながら販売するスタイルで、リアルタイムで質問などのやり取りをしたり販売状況が直に分かる点がウケて注目されている。
「ライブコマース」は簡単に言えばテレビショッピングのネット版や生ライブ版といったところで、テレビショッピングの場合は録画の深夜放送であったりタレントが出演しますが、「ライブコマース」の場合はメーカーの販売員や人気のインフルエンサーが単独で紹介する形が多いです。基本スタイルはネットの生配信をしながら商品を紹介して、途中では視聴者からの質問コメントに答えたり実際に商品を使ったりして販売をします。ですから「ライブ配信」と「Eコマース」を合わせて「ライブコマース」となります。この言葉は中国が発祥とされその後は日本にも広まり、有名企業ではAmazon・楽天・LINEなどが「ライブコマース」に参入して大きな売り上げを誇っています。これまで実店舗や買い物サイトから商品を買う人々にとって、新たな商品購入のスタイルとなって定着しつつあります。特に若い世代はライブ配信でゲームや仕事やコミュニケーションを取るのが当たり前になっているので、商品購入にも敷居が低いどころか独特の熱気が感じられて好んでいるほどです。また、影響力がある人気インフルエンサーが一押しと商品を紹介すれば、思わず購入して試したくなるので、今後はますます盛んになると予測されています。
ライブコマースの由来
「ライブコマース」は2016年に中国のECサイト「淘宝」(タオバオ)が「淘宝ライブ」で商品を紹介する動画配信が始まりで、その後日本でも同年にライブ配信サービス「SHOWROOM」が同サービスを開始してライバル他社も追随していきました。
ライブコマースの文章・例文
例文1.将来的にはライブコマースは更に普及するのは間違いないが、それは地方どころか東京ですら実店舗がどんどん閉店に追い込まれる諸刃の剣である。
例文2.落ち目のアイドルがライブコマースで私物を売るようにならない事を願う。
例文3.その内に有名配信者や学校の人気者などまでがライブコマースをするようになって、資格制度なども導入されるかも知れない。
例文4.友人はどうやらかなりのライブコマースの熱心な視聴者で、本場中国や外国のサイトまでチェックしているのだから恐れ入る。
例文5.日本ではライブコマースが本格普及するには高い壁があると専門家が主張していた。
「ライブコマース」を使った例文となります。
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ライブコマースの会話例
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えっ、今日? 今日はこれから大事な用事があるんだよー。
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何があるのー。分かった、ウーバーの配達でしょう。寒い中でご苦労さまです。
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それが今日は注目のライブコマースがあって…。サッカーで言うなら日韓戦やエル・クラシコぐらいの注目度だよ。知らないの?
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出たサッカー例え。でもライブコマースだから今日はウーバーをしないんだね。
「ライブコマース」の配信を待ち望む男性と無関心な知人女性の会話です。
ライブコマースの類義語
「ライブコマース」の類義語には「ビデオコマース」「ライブ配信」「ライブショッピング」「リアルタイムコマース」などの言葉が挙げられます。
ライブコマースの対義語
「ライブコマース」の対義語にはネットやテレビの買い物「オフラインコマース」「テレビショッピング」「ネット通販」「ECサイト」、実店舗で商品を扱う「店頭購入」「店頭営業」「店頭販売」「店頭取引」「接客販売」などがあります。また、「移動販売」「車内販売」「無人販売」「路上販売」なども対義語に含まれそうです。
ライブコマースまとめ
以上がネットのライブ配信で商品を販売する「ライブコマース」についての解説でした。視聴者はスマホやパソコンを使ってライブ配信を見ながら商品を購入でき、テレビショッピング以上に細かな商品紹介を楽しめるので購買意欲が高まり、実に上手な販売スタイルとなっています。日本では中国ほどの普及はまだ見せていませんが、Amazonなどの大手がさらに本格的な「ライブコマース」を手掛ければ日本でも爆発的に広がるでしょう。