ラガード(らがーど)
「ラガード」という言葉の意味をご存知ですか?皆さんの中にはこの言葉自体初めて聞いた、という方もいらっしゃるかもしれません。今回はそんな「ラガード」という言葉の正しい意味と使い方を徹底解説していきます。
ラガードの意味とは
「ラガード」とは、マーケティングの分野で使われている用語で、世の中の流行や変化に対する興味が薄くサービスや商品が世間に普及しても必要ないと思ったものは取り入れないような消費者層を指す言葉です。
ラガードの由来
「ラガード」という言葉は、消費者が新商品や新サービスを購入するさいの態度を5つの層に分類した「イノベーター理論」という考え方から生まれた言葉です。
「ラガード」は5つの層の中で一番最後の層にあたるもので、市場に占める割合は約16%だと言われています。
ラガードは新しいものに対する興味があまりなく、新しい商品やサービスがリリースされた際に最も導入が遅い層です。
また、ラガードの中には最後まで導入をせず、古いものを使い続けるといった人たちも少なくありません。
そのため、マーケティングではラガードを除いた4つの層にアプローチをかけるということもあるようです。
ラガードの文章・例文
例文1.ラガードは遅滞者と呼ばれることもある。
例文2.5つの消費者層の中で最も消極的な層がラガードだ。
例文3.ラガードの中にはあえて新しいものを取り入れず、拒むような人もいるため攻略することは難しい。
例文4.他の消費者層に比べ、ラガードは保守的だと考えることが出来る。
例文5.ラガードにアプローチをかけることは、しばしば無駄になることがある。
ラガードはマイナスのイメージが付きがちですが、本当に必要だと思うものだけを導入するため、無駄がないとも言えるでしょう。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
ラガードの会話例
-
俺の親父がついにスマホデビューしたんだよ。操作を覚えるので精いっぱいみたいだったけど。
-
へえ、私のお父さんは「興味がない」と頑なにスマホを拒んでいて、いまだにガラケーよ。
-
君のお父さんはいわゆるラガードに当たる人かもね。
-
正にそうよ。今のガラケーも10年以上使っていて、壊れでもしない限りずっと使い続けるつもりよ。
ラガードは若い年代よりも少し上の年代の人たちに多い層かもしれません。
ラガードの類義語
「ラガード」と関連する言葉には「アーリーアダプター」「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」「イノベーター理論」「キャズム」などがあります。
ラガードまとめ
今回は「ラガード」という言葉についてご紹介しました。
ラガードは消費者層全体の16%を占めていると言われているため、少なくはない割合ではありますが、マーケティングの戦略などではしばしば除かれることが多く、商品やサービスは「レイトマジョリティ」の層まで普及すれば成功だと言われています。