ラプス(Lapse)
「ラプス」とは「記憶違いからの間違いとなるヒューマンエラー、又はカメラの撮影方法で連続した静止画からなるスピード感ある動画」です。仕事現場での上司や同僚との会話、他にもスマホの撮影モードやYouTubeなどで「ラプス」という言葉を見聞きした覚えはありませんか? 何となく知っているけどハッキリとは分からない典型的な言葉なので、改めて解説をさせて頂きます。
ラプスの意味とは
「ラプス」の意味は以下の通りとなります。
(1)英語「lapse」の直訳で間違い・過ち・時間経過・廃止などの事。
(2)人為的な失敗「ヒューマンエラー」の一つで、記憶違いやルールを忘れた事での間違い。
(3)カメラで迫力あるスピード感の撮影をする方法「タイムラプス」や「ハイパーラプス」の事。
「ラプス」は英語表記「lapse」で直訳すると「間違い」「しくじり」「時間経過」「時間推移」「衰退」「廃止」といった様々な意味があります。これらの意味としても使われますが、通常はビジネス現場で用いられる人の間違いである「ヒューマンエラー」の種類や分類の一つで「ラプス」があります。ですからビジネス用語である「ヒューマンエラー」を解明する際の「ラプス」とは直訳の「間違い」などから、人為的な間違いの原因には「短期的な記憶違い」や「ルール忘れ」や「物忘れ」などがあるので、これらをまとめた表現が「ラプス」となります。さらには、同じく直訳の「時間経過」が転じてスマホなどのカメラでの動画撮影方法「タイムラプス」の事でもあります。「タイムラプス」は同じアングルで一定間隔に写真撮影したものを繋ぎ合わせたコマ送り動画で、例えば星空や日の出日の入り、渋谷のスクランブル交差点などを「タイムラプス」で撮影すると光や人の動きだけが速く動き独特のスピード感溢れる雰囲気ある動画になります。同じような撮影で「ハイパーラプス」もあり、こちらはカメラアングルを固定しないで動かしながら撮影する「タイムラプス」といった感じでより難易度が上がります。
ラプスの由来
「ラプス」の由来は残念ながら不明です。人為的間違い「ヒューマンエラー」はイギリスの心理学などの研究者・ジェームズ・リーズン氏やアメリカの認知科学者・ドナルド・ノーマン氏らが発案者や研究者となっています。
ラプスの文章・例文
例文1.ラプスとはヒューマンエラーの事で、特に記憶違いや勘違いや物忘れなどからの間違いを指す。
例文2.自分が仕事で間違いばかりするのは、記憶のラプスに問題があると偉い研究者の著書を読んで学んだがどうせなら直し方にも助言して欲しかった。
例文3.最新スマホで渾身のタイムラプスを撮影し、早速SNSに投稿して世間の反応を待ったが何もなくて落ち込んだ。
例文4.正直なところ夜中の星空や初日の出を見に態々出掛けるのはとても怠いので、誰かが撮影してくれたタイムラプスを暖かい部屋からネットで観ている方がいい。
例文5.政治家とは不都合な事は全てラプスで片付けるのだから便利な生き物だ。
「ラプス」を使った例文となります。
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ラプスの会話例
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えっ、じゃあ俺が間違ったって事じゃない。最悪だよ。
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最近どうしたのよ? 簡単な間違いがやけに多くない…。体調でも悪いの?
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ごめん、ごめん。大丈夫だよ。それにしても気付いてくれて助かったよ。
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まぁ誰しも疲れたりしたらヒューマンエラーが多くなるし、物忘れのラプスから判断を誤るのは仕方ないからね。でも、しっかりしてね。
職場にて最近間違いが多い男性社員を心配する同僚女性という内容です。
ラプスの類義語
「ラプス」の類義語にはヒューマンエラーでは「人為的ミス」「ミステイク」「スリップ」「エラー」、カメラ撮影では「早送り」「連写モード」「連写機能」「連写撮影」「バーストモード」などの言葉が挙げられます。
ラプスの対義語
「ラプス」の対義語にはヒューマンエラーでは「システムエラー」「プログラムエラー」「ハードウェア障害」「データ障害」「データエラー」、カメラ撮影では「スローモーション」「スーパースローモーション」「スローモード」などの言葉が挙げられます。
ラプスまとめ
「ラプス」とは基本的には「ヒューマンエラー」の一つを表現した言葉ですが、スマホなどのカメラ撮影のモードである「タイムラプス」や「ハイパーラプス」の事となる場合もあります。要するに分かっていそうで正確には分からないカタカナ語の代表的な言葉なので、会話や文章などの前後や行間を読んで理解する必要があります。