ラマダン(Ramadan)
皆さん、「ラマダン」をご存知でしょうか。イスラム教の文化の一つである「断食」のことだと理解している人が多いかと思います。ほぼ正解なのですが、「ラマダン」には私たちが知らないような事情や決まりがあるんです。そこで今回は、「ラマダン」について詳しく解説していきたいと思います。
ラマダンの意味とは
「ラマダン」とは本来はヒジュラ暦における月の名前なのですが、今では「断食」という意味で使われることが多いです。
「ラマダン」の期間は一か月で、断食とは言いますが、完全に食を断つわけではなく、日没から日の出までの間は食事を摂る事が可能です。今年2020年の「ラマダン」期間は、4月23日から5月23日で、まさに今「ラマダン」が行われている最中です。「ラマダン」は神への忠誠心を確かめる目的や、食べ物を食べられないひもじさを経験し、貧困への理解を育む事を目的とされています。この「ラマダン」月は普段よりも飲食の量が増えるそうですが、あくまでも目的は苦痛を得ることではないので、そこは問題ではないそうです。また、病人、乳幼児、妊婦、老人などはこれが免除されます。「ラマダン」では食事だけが制限されるのではなく、喫煙や性交渉も禁じられます。
ラマダンの由来
「ラマダン」はヒジュラ暦で9月という意味ですが、ムハンマドによって啓示された『コーラン』で、「聖なる月」と言われています。その聖なる月に自らの神への忠誠心を確かめるために、「ラマダン(禁欲の月)」というものが始まりました。
ラマダンの文章・例文
例文1.ラマダンによって神への忠誠心を確かめる。
例文2.ラマダンは苦痛を得る事が目的ではない。
例文3.旅行者はラマダンを免除される。
例文4.ラマダン月にはテロが起こりやすい。
例文5.富裕層はラマダン月は海外で過ごす。
旅行者は「ラマダン」が免除される事を利用して、富裕層は国外へ移動するそうです。
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ラマダンの会話例
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ラマダンて断食のことなんでしょ。断食ってことは2、3日ぐらいかな。
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違うよ、一か月だよ。
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一か月も断食って、そんなの生きていけないじゃん。
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日没から日の出までは食べてもいいのよ。ラマダン期間は太る人が多いらしいよ。
ラマダン期間は、なるべく日中はエネルギーを消費しないように過ごすのですが、食べ物の消費量は増えます。これで太らないわけがありませんよね。
ラマダンの類義語
「ラマダン」の類義語には、「ファスティング」や「クレンズ」などが挙げられます。
ラマダンまとめ
今回は、イスラム教における禁欲の月である「ラマダン」を紹介しました。宗教に関わる事なので、自ら進んで調べようと思う方は少ないと思いますが、イスラム教はキリスト教に次いで世界で二番目に信者の多い宗教ですので、知っておいて損はないはずですよ。