「リアス式海岸」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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リアス式海岸(リアスしきかいがん)

「リアス式海岸」は小学校高学年の社会で習うのですが、覚えていますか? 日本では岩手県の三陸海岸などが有名ですが、スペインや韓国など各国にも点在しています。また、最近は「リアス海岸」と習うのが一般的で、「リアス式海岸」は古い呼び方となります。では、「リアス式海岸」についての解説となります。

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リアス式海岸の意味とは

「リアス式海岸」の意味は以下の通りとなります。
 (1)年月をかけて海水などが岩石や土壌を削り、地盤沈降や沈水で海岸線が複雑になったもの。
 (2)陸上侵食で出来た谷が、海面上昇や地盤下降で出入りが急斜面の崖などになった海岸。
 (3)狭い湾が複雑な形となった、海面が上昇した沈水海岸。
「リアス式海岸」は言葉で説明するより、実際に現場に赴いたり写真で確認する方が理解が早いです。上記のような意味がありますが、要するに海面上昇や地盤沈下によって自然の力で誕生した複雑な形をした海岸となります。ですから、岩手県の”北山崎”は8キロの断崖が続き、三重県の”英虞湾”は大小60もの島々が連ね、静岡県西伊豆の”堂ヶ島”は島々に厳しい崖と”海蝕洞”と呼ばれる洞窟も有名です。国内だけでも、これぐらい様々な「リアス式海岸」があるので、海外でもスペインや韓国など各地にも点在します。因みにノルウェーやアイスランド、チリなどが有名な「フィヨルド」は、氷河による浸食なので、そこが「リアス式海岸」との違いです。

リアス式海岸の由来

「リアス式海岸」の発祥はスペインで、ガリシア地方の入江を「リア」(ria)と呼ぶのが由来です。1886年にこの地域を「リア」と呼ぶのが定着し、1919年にアメリカ人の地形学者により、この複雑な沈水海岸が正式に「リアス式海岸」となりました。しかし、現地などでは「リア式海岸」とする声も根強く、日本では2008年を境に「リアス式海岸」から「リアス海岸」に統一されました。

リアス式海岸の文章・例文

例文1.全国のリアス式海岸をドライブで訪れるのが、夢である。
例文2.リアス式海岸は、入江が複雑なので新鮮な魚介も多いのではと思ってしまう。
例文3.リアス式海岸は絶景ポイントとしても有名だ。
例文4.大自然の不思議な力をまざまざと見せ付けられるのが、リアス式海岸だ。
例文5.若狭湾のリアス式海岸はあまりにも有名だ。

「リアス式海岸」でよくある例文は、この様なものです。

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リアス式海岸の会話例

  • リアス式海岸は、ギザギザな崖の印象があったけど…

  • 違っていたでしょう。実際は小島なども多いしね。でも、断崖や洞窟、岩礁のイメージが強くなるよね。

  • そうそう、子供の頃に授業で習って、その迫力に驚いたからね。リアス式海岸ってすげーっ!

  • 男の子は、皆そんな感じだったよね。そう言えば、今は、リアス海岸って言うんだよ!

「リアス式海岸」の迫力などを今でも鮮明に覚えていると、興奮気味に語る男性と、冷静に対処する女性の会話内容です。

リアス式海岸の類義語

「リアス式海岸」の類義語には、「フィヨルド」「溺れ谷」などの言葉が挙げられます。

リアス式海岸まとめ

「リアス式海岸」は日本だけでなく世界各地に点在する、出入りが複雑な海岸線を指す言葉です。浸食や地盤沈降、海面上昇などを長い年月をかけて行われた事により、一定地域に独特の狭い湾がいくつも出来上がって完成しました。近年は観光スポットとしても有名で、展望台が備わり、眺望を一目見ようと大勢の観光客が集います。

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