リスクオフ(Risk off)
新型コロナウイルスの影響が経済界にも大きなダメージを与えています。アメリカ大統領の発言によってNYダウの動きが活発化しています。新型コロナウイルスに対する対処について発表したところ、NYダウが大暴落し、取引が一時中断されました。
混乱が依然続いていて、リスクオフの動きが大きくなってきています。今回はこの「リスクオフ」について詳しく見てみましょう。
リスクオフの意味とは
リスクオフとは、投資先をリスクの高い商品からリスクの低い商品に移す動きのことを指します。経済指標の悪化などによって、投資家に不安感が広がった際に起こります。比較的不安定な商品を売って、安定した商品を買うことによって、リスクの軽減を図ることができます。
リスクオフの由来
WHOがパンデミックを宣言したことからも、世界中の投資家たちが不安感を増大しています。また、アメリカのヨーロッパからの入国制限措置などの新型コロナウイルスに対する対抗措置を打ち出すたびに、アメリカの今後の不信感からかNYダウの大暴落が起こってしまっています。
この影響の余波がどこまでくるのかは現状、はかり知れません。
リスクオフの文章・例文
例文1.リスクオフによって、投資家たちは資産を守る動きになった。
例文2.今の時期にリスクオフしないでリスクの高い商品を買う人は、ほとんどいないだろう。
例文3.リスクオフによって、経済界の混乱が沈静化したらいいと思う。
例文4.トランプショックによるリスクオフが今後のトレンドになるだろう。
例文5.今のリスクオフの流れに逆らってばくちを打つのはあまり正しい選択とは言えない。
世界経済が守りの姿勢に入っていることからも、新型コロナウイルスの不安が大きいことがうかがえます。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
リスクオフの会話例
-
最近、NYダウがすごい勢いで暴落しているんだって?金利での政策ももう意味がないの?
-
ここまで大きな影響を与えるとはだれも思っていなかったようね。金利政策も、もう意味がないと言えるわ。
-
もしかして、世界恐慌の幕開けって感じ?これからどうなっちゃうんだろう…
-
この状況を考えると、そうともとれるわね。本当にどうなっちゃうのかしら。
新型コロナウイルスがここまでの被害を出すとは、誰も予想していなかったでしょう。
リスクオフの類義語
リスクオフの類義語として、今回の発端となった「入国拒否」やよく比較されれる「ブラックマンデー」などがあげられます。
リスクオフまとめ
リスクオフしているからといって、安心だとは限りません。世界各国の銀行などは、リスクを懸念して現金化にいそしんでいるところも多いです。この影響は各所に広がることが考えられ、今後の動向についてはみんなが不安に思っています。
特に、来年に就職を控えている就活生への影響、これからの経済への影響など挙げればきりがないです。今後、どういったことになるのか、情報収集を怠らないようにしましょう。