リミットオーダー(Limit order)

「リミットオーダー」とは日本語訳に直すと「指値注文」になります。株やFX取引でお馴染みの言葉で、取引の際に普通に使う注文方法ですよね。個人投資家なら常日頃、意識せずに何度も繰り返し使う言葉ですが、より詳しく掘り下げて解説をさせて頂きます。

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リミットオーダーの意味とは

「リミットオーダー」の意味は以下の通りとなります。
(1)株やFXなどの投資で、新規注文や決済注文の代表的な注文方法が「リミットオーダー」で、値段を指定して売買注文を出す方法。
(2)「リミットオーダー」を直訳すると「指値注文」で、似たような注文には「ストップオーダー」と呼ばれる「逆指値注文」がある。
(3)ポジションを建てるため、或いは保有するポジションを決済する為に注文をするもので、その際に指定した価格レートで新規注文や決済注文が成立するように指示するのが「リミットオーダー」となる。

株やFX、或いは先物CFDなどの金融商品を取引する場合、”注文”とは2種類あります。新しくポジションを保有する、又は更に追加でポジションを保有するのが”新規注文”と、逆に保有しているポジションの一部、或いは全てを処分する”決済注文”です。この2つの注文には、それぞれ”買い注文”と”売り注文”があります。”新規注文”の”買い注文”の場合なら、これから値が下がりそこを狙って注文し上がったら売ろう(決済)しようと考えたら、現在価格より下がった○○円で入れる”指値注文”が「リミットオーダー」です。逆に、”新規注文”の”売り注文”の場合は、これから値が上がりそこで注文し下がったら買い(決済)と考え、現在価格よりも上がったら○○円で入れる”指値注文”が、同じく「リミットオーダー」になります。この考えと真逆になるのが、”逆指値注文”の「ストップオーダー」です。普段投資をしていないと、新規注文の”買い注文”以外はどうも理解し辛いですが、”売り注文”は借りていたものを返却すると理解すると、分かり易くなります。

リミットオーダーの由来

「リミットオーダー」という注文方法は、最も基本的な注文方法なので、投資の歴史そのものであり黎明期からあったと推測できます。世界初の証券取引所は1531年にベルギーで誕生したので、その際には「リミットオーダー」という注文があったとされます。その後は1990年代後半から日本では松井証券が日本初のネット証券となりサービスを開始し、それぞれの業者によって「リミットオーダー」や「指値注文」と呼び名を変えていますが、その中身はまったく同じです。

リミットオーダーの文章・例文

例文1.リミットオーダーで決済注文する際のコツは、相場が大きく変動している時に上手く利用すると利益を伸ばす事ができる。
例文2.リミットオーダーとストップオーダーを上手に使い分けるのが、優秀な投資家だ。。
例文3.新規注文は成行のプライスオーダーで勢いに乗って相場に入り、決済はリミットオーダーで一定幅を毎回利益として抜く投資方法もある。
例文4.株やFXを始めるなら、リミットオーダーやストップオーダーは最低限理解するべきである。
例文5.ポジション数が多いなら、半分はリミットオーダーで決済し半分はまだ利益を伸ばす為に保有しておくなど、戦略はいくつもある。

「リミットオーダー」をさらに詳しく解説した文章例です。

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リミットオーダーの会話例

  • 質問者アイコン

    指値注文であるリミットオーダーについてのコツを教えてよ!

  • 回答者アイコン

    今ってFXをしているんだよね。取引スタイルは長期と短期のどっち?

  • 質問者アイコン

    それが情けない事に、その場の雰囲気で適当なんだよね。基本は長期だけど、利益が出たら嬉しくて短期間でも決済する。でも、損失が出ると勿体ないからそのまま塩漬けで後悔という感じかな。

  • 回答者アイコン

    ポジションを持ったら、すぐにリミットオーダーで注文を入れるんだよ。そして、その後はチャートなどをなるべく見ないでいると、値動きや利益損失を気にしないでいられるよ。少しの値動きで色々模索すると、結局は焦ってダメになるよね。

ポジションを保有したら、「リミットオーダー」の注文を入れるべきという会話です。

リミットオーダーの類義語

「リミットオーダー」の類義語には、「プライスオーダー」「OCO注文」などの言葉が挙げられます。

リミットオーダーまとめ

「リミットオーダー」とは”指値注文”の事で、新規注文や決済注文の際に値段を指定して売買注文を出す方法です。投資における最も代表的な注文方法であり、似たような注文には「ストップオーダー」と呼ばれる”逆指値注文”もあります。これらを新規注文や決済注文の際、そして買い注文や売り注文の時に状況に応じて使い分けるのが、一般的な投資家であり投資手法となります。

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