「ロッキード事件」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

ロッキード事件(ろっきーどじけん)

日本の首相が絡んだ大事件はいくつかありますが、ロッキード事件はそのうちの代表的な事件として話題になりました。この事件によって田中角栄元首相をはじめ、政治家や多くの有力者が収賄したことが明らかになりました。この記事ではロッキード事件を簡単に解説していきます。

[adstext]
[ads]

ロッキード事件の意味

ロッキード事件とは、アメリカの大手航空機製造会社であるロッキード社が、自社の旅客機を売り込むため日本を含む各国の有力者に賄賂を渡した汚職事件です。1970年、日本の航空会社・全日空は新たな旅客機を選定する時期に入っていました。ロッキード社ともう一社のダグラス社の間で意見が割れていましたが、最終的にはロッキード社の「トライスター」を導入すると決定。しかし、後になってロッキード社が自社の飛行機を確実に売るため、各国に賄賂を渡していたことが判明。捜査を進む中、田中角栄元首相まで絡んでいることが明らかになりました。しかし、そんな汚職を隠すかのように、捜査を進める当時の三木武夫首相を退陣させようとする動きも活発になります。事件関係者が怪死を遂げるなど、捜査は困難を極めました。田中元首相は起訴され、1976年8月から裁判が始まります。世界中の注目を集める中、1983年に田中元首相は有罪判決を受けました。その他にも多くの人々を巻き込み、この事件は昭を代表する大事件となったのです。

ロッキード事件の由来

ロッキード社は元々軍用機のビジネスで大手になりましたが、民間機では他社に後れを取っていました。この後れを解消するため、ロッキード社は賄賂をばらまく結果になったものと思われます。

ロッキード事件の文章・例文

例文1.ロッキード事件は軍用機ビジネスの闇を明らかにした
例文2.ロッキード事件では政府の「強き者を守る」という態度が批判された
例文3.ロッキード事件でばらまかれたお金の額は多額すぎて、想像すらできない
例文4.ロッキード社はロッキード事件もあり、1981年に民間機事業から撤退せざるを得なくなった
例文5.ロッキード事件当時、叔父はまだ子供だったが事件のニュースは鮮明に覚えていたらしい
あの田中角栄元首相まで逮捕されるほどですから、ロッキード事件を生で見ていた人たちはとてつもないインパクトを受けたことでしょう。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

ロッキード事件の会話例

  • ロッキード事件って、不審死がいっぱい出たんだろ。

  • なんだかスパイ映画を見ているみたいよね。でも、偶然だったということはないのかしら。

  • まさか。田中角栄首相の運転手まで急に死んだんだぜ。絶対何かあるだろ。

  • そうね・・・。真実を知るっていうのは、時に恐ろしいことね。

上記では、ロッキード事件において起こった不審死について話しています。関係者が殺されるということが本当にあったのであれば、ニュースを聞く誰もが「頸を突っ込んだら危ない」と不安を覚えたでしょう。

ロッキード事件の類義語

ロッキード事件に似たもので「リクルート事件」というものがあります。リクルート社の会長が首相を含めた政治界の有力者に「未公開株」という賄賂を送ったものです。

ロッキード事件まとめ

最近も政治家への信頼が失われていますが、ロッキード事件ほどの大規模なものはなかなかありませんね。

最新の記事はこちらから