ローマは一日にして成らず(ろーまはいちにちにしてならず)
ローマは一日にして成らずとは、大きな事業は長い年月なくして成し遂げることはできないという意味です。何か大きなものを建設する時や、自分自身の役職が大きくなるのには、長い時をかけないとできないと思います。そんな意味を表す「ローマは一日にして成らず」について、今回は解説していきます。
この記事の目次
ローマは一日にして成らずの意味とは
ローマは一日にして成らずの意味は、大きなことは長い年月をかけないと成し遂げることができないという例えです。この言葉は、元々はヨーロッパのことわざ「Roma was not built in a day.」から来ているものになります。ローマ帝国は非常に大きな帝国ですが、そのローマ帝国を築き上げるには700年もの年月がかかったと言われています。つまり、この言葉は、大きなことを成し遂げるためには、長い年月や苦労が必要不可欠だという事を教えてくれる言葉になります。
ローマは一日にして成らずの由来
意味のところでも説明した通り、元々はヨーロッパのことわざから来ています。ローマ帝国はとても大きな帝国で、それは「全ての道はローマに通ず」という言葉があるほどです。しかし、そのローマ帝国を築き上げるには700年もの年月を要したと言われており、それまでには数々の苦難がありました。そのため、大事業を成すためには長い年月が必要になるという意味のことわざになります。
ローマは一日にして成らずの文章・例文
例文1.渋谷駅前は何年もずっと工事が続いているが、ローマは一日にして成らずと言うように、完成までまだまだ先は長いだろう。
例文2.ダイエットですぐに結果が欲しいと極端に減量するのはかえって逆効果だ。ローマは一日にして成らずと言うように、ダイエットもすぐに結果が出るものではない。
例文3.当時から残っている姫路城を見ると、ローマは一日にして成らずというように長い苦難を経て建造されたことが想像できる。
例文4.20年前に立ち上げた会社がようやく東証一部に上場できた。ローマは一日にして成らずと言うが、ここまでは本当に長い月日だった。
例文5.ローマは一日にして成らずと言うように、将来の大成を信じて今は地道に努力する。
ローマは一日にして成らずを使った例文になります。長い年月を経るときに用いられる言葉になります。
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ローマは一日にして成らずの会話例
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ようやく弁護士の国家試験に合格できたよ。
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おめでとう!結構長い間頑張ってたよね。
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4浪して東大の法学部に入って、そこからさらに3回国家試験に挑戦してやっとのことで受かったよ。ようやく長年の夢がかなってほっとしているよ。
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ほんと長年の苦労があったんだね。まさにローマは一日にして成らずだね。
弁護士の国家試験に合格したことについて話している様子です。ローマは一日にして成らずと言うように、長い時を経てようやく合格できたようですね。
ローマは一日にして成らずの類義語
ローマは一日にして成らずの類義語には、「一朝一夕」「継続は力なり」「雨垂れ石を穿つ」「大器晩成」などがあげられます。
ローマは一日にして成らずの対義語
ローマは一日にして成らずの対義語は、「思い立ったが吉日」「栴檀は双葉より芳し」などがあげられます。
ローマは一日にして成らずまとめ
ローマは一日にして成らずとは、大きなことは長年の努力なくして成し遂げられないという意味でした。これは人生においても言えることで、今はどんなにうまくいかなくても、将来大成するように、ローマは一日にして成らずという言葉を信じて努力してみるのも良いのではないでしょうか。