一意専心(いちいせんしん)
皆さんの周りも、物事を覚えるのが早い人や仕事をこなすのが早い人というのは1人はいるのではないでしょうか?そういった人は、ものすごく集中力が高かったりします。そうした人を表す言葉の一つとして「一意専心」という言葉があります。この言葉について解説をしていきます。
一意専心の意味とは
一意専心とは一つのことに集中していることを指します。「一意」とは一つのことだけに心を注ぐを意味します。訓読みだと、「意を一にして、心を専らにする」と言います。
一意専心の由来
この言葉は、中国の政治論書である「管子」に記載されています。心は五感から生まれる感情であり、五感を集中させるひとつ行動として表現されています。
一意専心の文章・例文
例文1.一意専心の気持ちで仕事に取り組む
例文2.試合で勝つために、一意専心で臨む
例文3.この度の選挙に当選した暁には、一意専心でまちづくりに取り組みます
例文4.一意専心で仕事に臨んできた結果、部長に就任することができました
例文5.一意専心すれば、必ず結果はついてくる
例のように、何かに集中する行為や、した結果に対して使う言葉になります。
一意専心の会話例
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次の試合は甲子園出場がかかってるから、頑張らなくちゃ!
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大一番だからね。
勝つために何か考えはあるの? -
一意専心の気持ちで、今までやってきたことをするだけだよ。
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その気持ちでいけば、きっと大丈夫だよ。
会話の例は、高校の部活動を例にしましたが、仕事でもプライベートでも使うことができる言葉になります。
一意専心の類義語
「無我夢中」「一心不乱」「一生懸命」といったような、物事に集中して取り組む様を指す四字熟語や慣用句は数多く存在しています。ただ、使用タイミングによって合う合わないがあるので、状況でどの言葉を使うのがいいかを気にしてみる必要はあるかもしれません。
一意専心まとめ
集中している状態を表す言葉なので、日々の生活の中で使う状況は多々あるかと思います。言葉の意味や使うタイミング等、参考にしてみてください。