一望千里(いちぼうせんり)

悩みやストレスなどを解消したい時、普段とは違う環境に身を置いてリラックスしたいと思う事ってありませんか?旅行に出かけた際に見たきれいな景色や風景を、友人や家族に伝えたいと思うこともあると思います。そんな時に表現する四字熟語に「一望千里」という四字熟語が存在します。
今回は「一望千里」の意味、由来や使い方を紹介していきたいと思います。

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一望千里の意味

「一望千里」の読み方は「いちぼうせんり」と読み、「広々として見晴らしがいいこと」という意味になります。漢字が持つ意味は二つに分けると
「一望」・・・「広い景色を見渡す」
「千里」・・・「極めて遠いところ」(「里」とは距離を表す単位)
となり、「一望千里」という言葉は、「遠いところまで見渡すことができる」が発展して、「広々として見晴らしが素晴らしいこと」を表しています。

一望千里の由来

日本では、古代より条里制と呼ばれる方法で土地を区画していました。
約109メートル(60歩分)の正方形を「一町」と呼び、一町四方を基本単位として「坪」と呼んでいました。これを基準に、現在でも土地の教え方で利用されており、この「坪」を6×6に並べたものを「里」と呼んでいます。
1里が約4キロメートルなので、「千里」とは4000キロメートルにも及ぶすごく長い距離だということでこのことわざが生まれ使われるようになりました。

一望千里の文章・例文

例文1.この建物は一望千里の平原の中にあり、多くの自然に触れることができる
例文2.宍戸先生はとても懐が深く、一望千里の心の持ち主だ
例文3.富士登山はとても疲れたが、山頂から見た一望千里のきれいな景色で疲れがなくなった
例文4.毎年この海に来るが、毎回一望千里の素晴らしい景色で心が落ち着く
例文5.明日から、一望千里の心意気で過ごすことを決めた
実際の景色のほかに、寛大やおおらかのような器の大きい人に向けて使うこともできます。

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一望千里の会話例

  • 質問者アイコン

    今年もおばあちゃんの家に行くの?

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    もちろん!お盆に行くよ!

  • 質問者アイコン

    わーい、やったー!カブトムシいっぱいととるんだー!

  • 回答者アイコン

    そうだね。あの山の頂上で見られる一望千里な景色も見に行こうね!!

お盆に祖母の家に行き遊んだり景色を見に行く約束をする親子の会話になります。このように「一望千里」は主に景色の話題の時に用います。

一望千里の類義語

一望千里の類義語としては、「一望千頃」「一望無垠」などが挙げられます。

一望千里まとめ

忙しい毎日の中でなかなか一望千里する時がないかもしれませんが、これを機に余裕を持った心持ちになってリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。たまには都会から離れて自然の中で自由な時間を体感してみるのもいいかもしれません。

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